そのころ、世に数まへられぬ古教授ありけり。

この翁 行方定めず ふらふらと 右へ左へ 往きつ戻りつ

4月18日(月)近来の心境

2022年04月18日 | 公開
コロナ禍下、すっかり投稿の意欲を減じて、長い間放置してしまった。この間、定期健康診断で問題を指摘され、なんだかんだの検査を受けるはめになったが、何が悪いのかいまひとつ結論が出ない。金を稼ぐために検査を受けさせているんじゃないかと、けしからぬ思いも浮かんだが、戦争も始まってしまい、戦地の人々の苦労を思えば、身体を隅々まで調べていただけるのは、幸せな境遇だと思う。

立ち居振る舞いがますます老人じみてきたのは、老人だから仕方がない、自然である。これを、「つきづきし」という。もう、いつ死ぬかなということしか、考えられない。子どもだった頃に大人だった人は、あらかた死んでしまった。方丈記の記述は、晩年にいたって、ますます身に沁みてくる。多くを所有することは、馬鹿馬鹿しい。受け継いだものを継承せしむる術も、限られている。

短歌でも詠んで、勤行して、死んでいくのが、いとめやすけれ…そんな気がする。