海杉ブログ 木材を中心に書き残したいことを投稿します

日々、気づいた事、エクステリアウッドのテクニックを書き綴ります。やりたい時、書きたい時だけ、疲れるので笑笑

旧飯田邸解体見学会のお礼

2009年04月15日 06時01分37秒 | 古材
日向古材本店の旧飯田邸解体見学会にたくさんの方が来ていただきまして、誠にありがとうございます。



名簿上では、534人ですが、名簿に記載されなかった方も含めますと多分、600名は越していると思われる人手です。

参加していただいた方には、改めてお礼状を送りたいと思います。

このようなイベントに多くの方が参加していただき、アンケート調査でもほとんど(100%に近い)の方が「面白かった」と言って頂きました。次回も参加したいと書かれてあり、次の企画も進行中であります。

また、参加できなかった方から、電話がかかってきます。そこで、海杉の都合の良い時間に合わせていただけるならという条件で小さな見学会を実施しております。昨日も、タクシーで来られた方がいました。

解体の届けを昨日、提出しましたので、来週21日には、解体に入りたいと考えております。解体期間中にもう一度、「さよなら、飯田邸」と銘打って古材や建築部材の即売会を実施したいと考えております。

なるべく、多くの方に来ていただければ、ありがたいですね。


旧飯田邸解体見学会 新聞の威力

2009年04月12日 22時50分52秒 | 古材
今回の見学会で、やはり新聞の威力は、すごい!!


電話は、鳴りっぱなし、見学者は、ひっきりなしで大変な反響でした。



大雑把に考えても500人以上は来ています。入場料を取ったらと言われるくらい大人数でした。あっはは・・・



宮崎日日新聞

そして、友人、知人も来てくれました。本当にありがたいことです。このような方たちのおかげでささえられているのだなあとツクヅク感じるイベントでした。

「感謝」



朝日新聞

でも、新聞の威力は、相当です。大きく扱っていただきました。まだ手に入れていない記事もありますので順次、このブログで掲載したいと思います。

毎日新聞


ひとつだけお断りをしておきます。

各新聞の記事の中で何処にこの民家があるのか詳しい所在地を掲載していませんでした。これは、海杉の意図的な判断によるものです。

見学会をすると言っても解体される建物で悪意に物色する方が実は、いるのです。所在地を公に公開してしまうとそんな人まで来てしまうのです。ですから、できるだけ、本当にこの民家を見たい人だけに限定をしました。

そうです。日向古材本店に電話を掛けた人だけ、わかるようにしたのです。ですから、電話は鳴りっぱなしでとても不便を感じたと思います・・・。


アンケートを頂いたほとんどの方から、また企画して欲しいとの要望がありました。

また、見学者の方からすぐにこのブログにもコメントをいただきました。ありがとうございます。

次回もヨロシクお願いします。


大盛況の解体見学会

2009年04月12日 06時29分49秒 | 古材
旧飯田邸は、大盛況でした。

初日、約300人を超える方にご来場いただきました。



これはいったいなんでしょうか?

来場者の方は、アンカだと言っていましたが、?です。



古材倉庫は、どちらかと言うと環境系で攻めていますが、日向古材本店は、歴史系で攻めてみたいと考えています。

建築士の方が、図面で残したいと実測してきていただきました。このような方を巻き込んでチームで動くと面白い手法が編み出せそうです。

旧飯田邸解体見学会 開催

2009年04月10日 21時27分43秒 | 古材
旧飯田邸の解体見学会を明日行う。



様々な方のおかげで多くの方が来られるだろう。

電話は、鳴りっぱなしだった。

場所は、宮崎銀行佐土原西支店前になる。

目標は、佐土原小学校だ。

のぼりを10本立てておいたので、すぐにわかるはずだ。是非見に来ていただきたい。



メインは、この欄間だろう。

素晴らしい出来だ。

懐かしい五右衛門風呂もある。



佐土原の赤ひげ 

2009年04月07日 06時38分44秒 | 古材
宮崎市佐土原町 旧飯田邸 佐土原の赤ひげこと飯田洞敬の医院

内部の碍子です。


洞敬亡き後も、息子さんが医院を引き継いでいました。

若き日の洞敬 これは、京都で撮影されたものだそうで、戊辰戦争では、佐土原藩の軍医として行動したようです。



外観は、平屋建てに見えます。

門構えから武家住宅の様式を取っています。

佐土原の赤ひげ

2009年04月06日 21時34分28秒 | 古材
この家は、飯田洞敬医師の家だ。




貧しい人からは、治療代を受け取らないで農作物や竹篭をもらったそうだ。

佐土原町の赤ひげ




この古民家に現調に行った。

調べれば、調べるほどこの古民家には、何かある気配が感じられた。

家主さんの話。「この家は、佐土原藩の従医の家です」

昨日、書いた漫画 「仁」の佐土原藩の医師が頭を過ぎった。

欄間も素晴らしい。間違いなくこの家は医学を心得た人物の家だ。



この欄間が物語っている。

神棚の地袋を見ると「月谷だ!」

鈴木月谷

延岡出身の日本画家だ。何故ここに??

古い宮崎日日新聞の記事が、その疑問を氷解させた。

この家は、「南華」の生家でもある。

調べれば、調べるほど、次々に面白いことが出てくる。

まだ契約もしていないうちから、「是非、見学会を!!」と話してしまった。

壊すのは忍びないが、少しでも見てみたいという人がいたならば、この最後の機会を海杉が作らないで誰が作るのか!!

そんな使命感が沸いてしまうのだ。





JIN -仁ー 村上もとか

2009年04月05日 23時42分34秒 | 古材
海杉は、村上もとかの大ファンだ。本当に初期の作品「熱風の虎・タイガー」は、忘れられない作品となっている。

そんな村上もとかがジャンプに帰ってきた。JIN「仁」だ。



時代劇、SF、医療と面白さを何倍も醸し出している。

そんな漫画のストーリーの中で宮崎県の「佐土原」という言葉が出てきた。



「佐土原藩」の医師の登場だ!!

名前が何と!!



鳥居大炊左衛門と言う名の蘭方医だった。「鳥居」これは、何かの縁と感じていた。

そんな中で佐土原の古民家の解体工事の話が来た。早速、現場調査へ。



想いを残す リノベーションの取り組み(参考例)

2009年03月20日 02時51分11秒 | 古材
お客様にどんなにしたら、喜んでいただけるだろう。そんなことを考えると次のアイデアが生まれます。

この建具は、100年前に作られました。

100年の時を経て別のモノに蘇らせることにしたのです。



まず、洗いをかけます。水で100年の汚れを落としていきます。

この時感じたのですが、ドロが付着しているのです。

この建物は、何度も冠水に遭いました。その時のドロだと思います。




次に塗装をします。

できるだけ、今までの雰囲気を残しつつも、違うもので使用するための塗装です。

今回は、安全を考え、ノンロットを使用しました。



何度も塗っては、ふき取り、やっと満足できる色に落ち着きました。

この時、お客様の顔が浮かんできます。

うちの専務は、元の方が良いと言います。

確かに骨董であれば、元の方が味があって良いのでしょうが、仮にもリノベーションを掲げる海杉ですから、ここは、利用法の提案として・・・。




今回は、建具に鏡を取り付けました。

喜んでいただけるかは、心配ですが、自分の家の部材です。大切に使ってももらいたいと思っています。

リノベーションとは

2009年03月09日 15時11分02秒 | 古材



この建具は、築98年の杉材でできたものであり、なかなか良い雰囲気を醸し出している。

古いものをそのまま使うには、勇気がいるが、思い切って洗いをかけてみた。(左側)

そうすると何とも良い色がでてくるではないか!!



しかし、洗いだけでは、不十分なのだ。どうしても、染み込んだ斑がでてくる。そこで、材に木材保護塗料を塗った。(左側)

大切なことは、そのまま使うと言うよりも「想い」をどれだけ詰め込めるかということに重点をおきたい。

この建具には、洋釘が使われていた。

「おかしい?」100年近くの建具でそんな無粋なことはしないはず。別の対の方には、釘が1本も見えていない。全て裏打ちだ。

「やはり」そう思って小さな和釘で裏から打ってみた。

最後の1本の洋釘を抜こうと思ったときに

「待てよ?」もしかすると!

そうだ。この釘は多分、解体した家のご主人が打ったものに違いない。

そう考えるともう1本はこのままにしておこう。

この物語をどう捉えるか。

下準備はできた。

この建具がどう生まれ変わるか。腕の見せ所である。

山内先生講演会

2009年01月21日 00時58分13秒 | 古材


1月10日に延岡で講演会がありました。

大盛況で立ち見が出る講演会でした。

山内先生の人柄が延岡市民に確実に届いているように思います。

延岡市民は、どのようにすればまちづくりができるのかを模索していると思います。そのヒントがたくさんちりばめた講演会だったのではないでしょうか!!



延岡のアーカイブをつくる

是非、見てください。


本日、MRTさん、ケーブルメディアわいわいさんに登場します

2008年12月16日 15時59分04秒 | 古材
日向古材本店の解体見学会をMRTさんとケーブルメディアわいわいさんが放送してくれます。

6時15分からがMRTさんでイブニングニュースの番組で、ケーブルメディアワイワイさんは、ココ掘れわいわいと言う番組です。

取材ご苦労様でした。

どんな切り口で取材をしてくれているのでしょう?楽しみ半分、ちょっと恥ずかしいかなあ?

古材の市場を宮崎に作るためには、古材を扱うだけでなく、古材を設計の段階から入れて行ってもらわなければなりません。

もちろんその古材を使った空間ができれば、ありがたいのです。

古材がより多くの方に指示されるように頑張ります。

古民家を生かす手段

2008年12月15日 16時00分35秒 | 古材
延岡のアーカイブをつくろう

参加していただいた方のブログで本日、解体見学会のことを紹介していただきました。

少しでも古材の活動を知っていただければ、と思って見学会を行いました。

大成功でした。



海杉なりの持論を

新聞記者の方に「この事業は、私のライフワークである木材の需要拡大のためでもあるんです」と話したら、きょとんとしていました。

古材活用が木材の需要を拡大させる?

多分、「逆では?」と言う突っ込みを入れたかったに違いありません。(笑)

キャノンのカメラの話をしました。

中国製のコピーカメラと国産のキャノンのカメラどちらを選びますか?

当然、キャノンですね。

選ぶ基準のひとつに中古市場があります。次に買うときに出来るだけ今回、買う物が価値があるモノをと考えるとキャノンに軍配が上がるはずです。日本の木材市場は、このリユース市場を形成していません。だから、コンクリート造や鉄骨造に負けてしまうのです。解体時にも価格がつく製品ならば、と思っていただければ、木造になるはずなのです。

トータルでコストや性能を求める時代になる前に勝負をかけなければ、この世界では生き残れないと考えるのは、海杉だけでしょうか?


 古民家解体見学会 NHKのテレビやラジオで放送されました。

2008年12月15日 10時44分30秒 | 古材


先日、行なった古民家解体見学会の様子をNHK宮崎が放送していただきました。

ホームページにもでていますのでご覧下さい。
NHKニュース 宮崎



地元の延岡景観倶楽部のメンバーにも来ていただき、貴重な古民家の解体状況を見てもらいました。

解体現場の見学会は、全国でも珍しいのではないでしょうか!!

実は、地元の方もたくさん来ていただき、いろいろな話を聞かせていただきました。

海野建設は、ただ、むやみに解体するのではなく、大切に解体します。

古材倉庫の取り組み 古材サポートセンター

2008年09月10日 08時20分20秒 | 古材
古材倉庫

が、行政向けのアナウンスを始めました。

ある人の話を聞きました。

沈みかけた船の船長が5人の男性客に女性や老人、子どもで定員オーバーになった救命ボートに乗り込むことを諦めてもらうのに

英国人には、(女性、子どもが優先なのです)「紳士として…」

フランス人には「博愛を持って…」

ドイツ人には「規則です」

日本人には、「みんながそうしています」

と言う笑い話があります。

日本人が落ちになっていますが、結構、こんなことってありませんか?


ある意味、教育やしつけの部分ではありますが、生まれ育った環境って怖いものです。

まちづくりに一生懸命取り組んでいる行政・団体の方のサポートが出来るように海杉が古材倉庫にお願いをしてサポートセンターなるものを立ち上げていただきました。見積も鑑定も無料ですし、全国の事例を紹介しながら専門のスタッフがご相談に乗ってくれます。

もったいない、価値を明らかにしたいという想いがあっても、今までは、どうすることも出来なかった古民家や古い建築物を再生、移築、再活用といろいろなパターンで活用できます。

まちづくりに関わって、はじめのころ、条例や法律で一気に何とかすればと考えていたのですが、そうではないと近頃、気づきました。

小さいながらも先行事例をつくり、少しずつでも成功させ、積み上げて多くの人に知ってもらうことで認知を受けると大きなうねりになるということが分かってきました。

また、そんな努力をしていると多くの仲間が集まり、違った角度で進められることも知りました。

古材倉庫もそのひとつです。