史跡訪問の日々

幕末維新に関わった有名無名の人生を追って、全国各地の史跡を訪ね歩いています。

大仙 大曲

2012年05月20日 | 秋田県
(大川寺)


大川寺


戊辰役戦死官軍碑

秋田藩、新庄藩士らの墓。官軍墓地とある。

(八幡神社)


八幡神社


島津新八郎戦死記念碑

慶應四年(1868)八月二十三日、花館の薩摩軍宿所を庄内藩のゲリラ部隊が襲撃。この時、二十四名の薩摩藩士が戦死した。隊長島津新八郎も戦死するほどの惨憺たる被害であった。

(長福寺)


長福寺


戊辰役舊薩藩戦死者墓趾
従二位男爵日高壮之丞題


薩摩藩墓地

薩摩藩の戊辰戦死者は、激戦地に合葬墓が設けられ、ほとんどそこに集約されているため、別に残っているのは珍しい。薩摩藩は花館に指令部を置いていたが、そこを庄内藩に奇襲され二十四名もの戦死者を出した。

(満友寺)


満友寺

内小友の満友寺は、戊辰戦争で山門を除いて全焼した。再建されたのは明治三十六年(1903)である。

(船通寺)


船通寺


庄内藩阿部千万太の墓

庄内藩の阿部千万太は、追分付近を探索中に捕らわれ、長州藩隊長桂太郎(のちに首相)に訊問されたが、少しも臆せず、庄内藩の立場を滔々と述べた。桂太郎はその様子に感嘆し逃そうとしたが、間もなく起きた戦乱の中で斬首された。

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