国鉄フライヤーズ

目指せカネ、ヒマ、若さ

格付けには疎いです

2011-02-03 01:00:00 | 経済投資
S&Pが日本の国債を格下げした。
大量の紙幣増刷時代。
国家財政が破綻危機に瀕している今、格下げによる警戒警報は合理的でもある。

日本国国債は強いんですね。
長期金利を見ればわかる。
金利が低ければ債券の価値は高い。
発展途上国やアメリカ、ドイツ、英国に比し日本の金利は極めて低水準だ。
見方によっては国債バブルかも知れない。
持っているのは日本人。
政府を信頼しないとか言いなが結構信用しているんじゃないの(笑)。

というわけで国債格下げには驚かない。
しかし何で欧米の格付け機関がデカイ面をするのか。
ジャンク債にAAA評価をしサブプライム危機を作ったのが格付け機関の
利権まみれアナリスト達だろ。
この人たちの先見性のなさは歴史が証明した。

しかしたいしたタマですよ、格付け機関。
三大格付け会社の言われるのが「スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)」、
「ムーディーズ」そして「フィッチ」だ。

S&Pはマグローヒル傘下。
大金持ちのバフェット(画像)はムーディーズの大株主だ。
そしてフランスのフィッチ。
貴族出身のエリート、マルク・ド・ラシャリールがフィッチのオーナー。
サブライム後も同社の株価は28%上がり、彼自身も資産990億円で
フォーブスの富豪リストに入ったとか。

インサイダーみたいだな。
しかしバフェットさんはサブプライムで大損したか(笑)。

脳死状態の菅さんがS&Pの格下げに「疎い」といったのはちょっとお恥ずかしい。
しかしそれを批判するメディアは未だに欧米人コンプレックスから抜けだしていない。
というかアメリカのパシリだ。

格付け機関は間違っただけでなく危険な金融兵器でもある。
ドル防衛でしょ、欧州危機。
ギリシャに始まりPIIGs叩きに走った。
お陰で米国債は少し持ち直した。
欧州から抜かれたカネが米国債に向かったわけだ。
その尖兵として欧州危機を煽ったのがS&Pやムーディーズだ。

しかし又アメリカの長期金利がじり高だ。
今度は日本がターゲット?
日本国債の95%は日本国内で持たれているので売り浴びせは大丈夫だと思うが。

自らAAAを与えたものが次々破綻。
米議会に呼ばれたS&P、ムーディーズ、フィッチのトップらは、
「格付けは評価や分析じゃないんです。単なる”意見”」と逃げ回った。

「疎い」とか言う背景に辛辣な格付け機関批判の含みを持たせてくれたのなら、
大いに溜飲が下がった事だろうが。


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2 コメント

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Unknown (yumi)
2011-02-03 13:13:17
言った勝ち
やったもの勝ち
何も知らずに乗ったもの負けって感じですね~
世の中でたらめだなあ(笑)
返信する
Unknown (taku)
2011-02-03 13:41:21
出鱈目の手口を知っておかないとヒデエ目に会いかねませんな。
クワバラ・クワバラ。
返信する

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