国鉄フライヤーズ

目指せカネ、ヒマ、若さ

津波から約一ヶ月、千葉県旭市飯岡地区に行ってきた

2011-04-10 01:00:00 | 日記
千葉県東北部、九十九里浜の最北端に位置する旭市を東日本大震災の津波が襲った。
漁業、畜産業、農業で栄える旭市は元西武の石毛選手の出身地。
「あしたのジョー」のちばてつや氏は今回被害を受けた飯岡地区に住んでいたことがある。

地震を受けて津波警報があった。
多くの人は非難したが「九十九里に津波は来ない」と避難しなかった人が被害にあった。
それほどの青天の霹靂。

12人死亡。
400以上の住宅が全半壊で近くの小学校などで避難生活を送っている。

JRの旭駅からタクシーで海岸と街なかを回ってもらった。
かなり広範囲に亘って道路などの液状化が見られる。
埋立地ではないが昔砂鉄を採取したところが主に液状化したのでは、と運転手さん。

海から近い彼の家も床下まで海水が浸水。
井戸に海水が混じり使用不能。

川を津波が上がってきた。
満潮でなかったのが不幸中の幸。




一ヶ月を経て壊れた家屋の大部分が撤去された。
ボランティアが1000人単位で現地入りして片付けてくれたと感謝。




解体中の住宅


廃材捨て場


修理を待つ漁船



放射能汚染が検出され飯岡に上がる魚は買い手がいないと。
寂しい漁港。



旭市役所飯岡支所に立ち寄り義援金を渡す。
「市民のために使わせていただきます」とて女性職員が丁寧に応対。



タクシーの運転手さんもここから先は料金結構ですと。

旭市のほうれん草とチンゲンサイなどについて、暫定規制値を上回る放射性物質が検出されたとして、
枝野官房長官は千葉県知事に出荷制限指示。

魚だけでなく苺等の農産物も飯岡産では買い手がつかない。

海辺のサーフショップも人気がなく再開の目処が立っていないそうだ。


東京の隣千葉県でもこんな被害がでた。

車窓からは満開の桜。



昨日はロッテのサブローヤ福浦、西村監督らが旭市を訪れた。
近々天皇陛下が来られる噂もあるらしい。

今回、皇室の存在感が薄いような気がするが。


千葉ロッテ選手ら、旭市などの学校に