都月満夫の絵手紙ひろば💖一語一絵💖
都月満夫の短編小説集
「出雲の神様の縁結び」
「ケンちゃんが惚れた女」
「惚れた女が死んだ夜」
「羆撃ち(くまうち)・私の爺さんの話」
「郭公の家」
「クラスメイト」
「白い女」
「逢縁機縁」
「人殺し」
「春の大雪」
「人魚を食った女」
「叫夢 -SCREAM-」
「ヤメ検弁護士」
「十八年目の恋」
「特別失踪者殺人事件」(退屈刑事2)
「ママは外国人」
「タクシーで…」(ドーナツ屋3)
「寿司屋で…」(ドーナツ屋2)
「退屈刑事(たいくつでか)」
「愛が牙を剥く」
「恋愛詐欺師」
「ドーナツ屋で…」>
「桜の木」
「潤子のパンツ」
「出産請負会社」
「闇の中」
「桜・咲爛(さくら・さくらん)」
「しあわせと云う名の猫」
「蜃気楼の時計」
「鰯雲が流れる午後」
「イヴが微笑んだ日」
「桜の花が咲いた夜」
「紅葉のように燃えた夜」
「草原の対決」【児童】
「おとうさんのただいま」【児童】
「七夕・隣の客」(第一部)
「七夕・隣の客」(第二部)
「桜の花が散った夜」
白い髭、赤い服、赤い帽子、赤い長靴、といえば誰でも知っているサンタクロースのファッションです。
子供の頃、靴下をぶら下げて、サンタクロースからのプレゼントを楽しみにしながら眠った思い出のある人も多いと思います。
キリストが生まれるずっと以前から、冬至を太陽の誕生日として祝う習慣がヨーロッパにはありました。つまり、クリスマスが出来る前から、この日は祝日とされていたのです。クリスマスの催しに、キリスト教と直接関係のないものがあるのもこのためです。
例えば、この時期にプレゼントを贈る習慣は、古代ローマからのものです。サトゥルナーリア祭というそうです。ドイツ、スイス、オランダなどでは、プレゼントは12月6日に贈られます。その理由は、プレゼントをもってくる聖ニコラウスの祭日がこの日に当たるからだといわれています。
聖ニコラウスは、4世紀に地中海岸ミュラにいた司教で、子供や学生、船乗りなどの保護者として伝説的な人物です。
子供好きで慈悲深く、あるとき3人の少女に、嫁入りの持参金として、それぞれに金貨入りの財布を夜中に投げ入れてやったと言い伝えられています。
こういうことが、12月6日にプレゼントを贈る習慣となったというわけです。
アメリカへは、オランダ人がニューアムステルダム(現在のニューヨク)に移住してきたときに、一緒にこの 聖ニコラウスの伝説も入ってきたのです。
オランダで「サン・ニコラース」と呼んでいたのが、「サンクト・クラウス」さらに「サンタクロース」に変わっていったというわけです。そして、アメリカでサンタクロースのやってくる日が、いつの間にかクリスマス・イブに移されたのです。
ついでにいえば、キリスト誕生の話は『新約聖書』などにもありますが、その月日は記されていないそうです。やはり、冬至の日に当てはめたというのが、本当のところのようです。
なお、トナカイや赤い衣装は、北ヨーロッパの伝説が付け加えられたものだそうです。
また、靴下をぶら下げるというのは、オランダの子供が眠ったことを表すのに、木靴を並べたところからきていると言われているようです。
したっけ。