東京教組(東京都公立学校教職員組合)

教職員のセーフティーネット“東京教組”

被災者の誰もが取り残されないようなとりくみを続けよう

2016年03月11日 | 日記

3.11東日本大震災から5年が過ぎようとしています。被災地では、防潮堤建設やかさ上げ工事などはある程度進み、新しい街のかたちが見えてきたところもあります。しかし、未だに多くの問題が山積みとなっているのが現状です。特に福島第一原子力発電所の事故のあった福島県では、復興のめどが立っていないのが現実です。避難者数は、昨年9月時点でも23万人といわれ、県外避難者数は、岩手県1,452人、宮城県7,009人、福島県45,735人となっています。今後も継続した支援、とりわけ福島を支援する活動と事業をすすめるとともに、東日本大震災を忘れない・風化させないとりくみをすすめていかなければなりません。東日本大震災の支援では、「被災者の誰もが取り残されない」よう、地域の実情と被災地の要請に合わせた支援が大切です。

私たち東京教組は、「東北を忘れない、忘れさせない!」を合い言葉に、この5年間様々なとりくみを続けてきました。福島については、脱原発に向けた学習会をくり返し行い、さらに福島県民集会には、毎年貸し切りバスで多くの組合員が参加してきました。今年も明日12日の集会に向けて朝8時に新宿をバスで出発します。

 東京教組は、ギリギリまで頑張っている方たちに対して、「がんばれ!」ではなく、私たち一人ひとりの被災地を思う気持ちを届けたいと思っています。今年も昨年に引き続き東京都学校生活協同組合のご協力で、「東北支援企画」を行いました。東北の商品を購入することで、東北の復興を支援する。そして、「お米券」を購入してもらい、福島県の仮設住宅の方たちにお米を届ける。今年も多くの組合員の皆さんにご協力をいただきました。

 東日本大震災は、けして過去の災害ではありません。被災者・被災地は未だ多くの困難を抱え、苦闘中です。被災地を忘れない、東日本大震災を忘れないことが被災地の方たちにとって大きな励ましとなります。これからも一緒に歩んでいきたいと思います。


暴走、迷走、暴言、妄言

2016年03月11日 | 日記

 島尻沖縄・北方担当相が「歯舞群島」を読めず、高木復興担当相が疑惑追及されても閣僚のまま、甘利経済再生相が「口利き」で大臣辞任、宮崎衆院議員が女性問題で辞職など迷走する安倍政権だが、暴走する発言もすごいのでまとめてみた。

・原発事故によって死亡者が出ている状況ではない(高市政調会長、13年6月)
・ある日、気づいたらナチス憲法に変わっていたんですよ。誰も気づかないで変わった。あの手口を学んだらどうかね(麻生副総理、13年7月)
・最後は金目でしょ(汚染土の中間貯蔵施設建設をめぐって石原環境相、14年6月)
・現在の憲法をいかにこの法案に適応させていけばいいのか(中谷防衛相、14年6月)
・マスコミを懲らしめるには広告収入がなくなることが一番、(大西衆議院議員、15年6月)
・沖縄の特殊なメディア構造を作ってしまったのは戦後保守の堕落(長尾衆議院議員、15年6月)
・「だって戦争に行きたくないじゃん」という自己中心、極端に利己的考えに基づく。利己個人主義がここまで蔓延したのは戦後教育のせい(武藤衆議院議員、15年7月)
・我が国を守るために必要な措置かどうかで法的安定性は関係ない(磯崎首相補佐官、15年7月)
・年間1ミリシーベルト以下は、何の科学的根拠もなく時の環境相が決めた(丸川環境相、16年2月)
・行政が何度要請しても全く改善しない放送局に何も対応しないとは約束できない、と電波停止命令の・可能性を示唆(高市総務相、16年2月)
・今、黒人の血を引く人が大統領になっている。これは奴隷ですよ、はっきり言って。(丸山衆議院議員、16年3月)
・日教組は本当に日本のがん。南京大虐殺はなく、従軍慰安婦はうそ(百田NHK経営委員)
・全く違憲でないという著名な憲法学者もたくさんいる…(追及されて)…数じゃないと思いますよ(菅官房長官、15年6月)
・弾薬は武器ではありません。弾薬は弾薬です。手りゅう弾、クラスター爆弾、劣化ウラン弾、大砲弾、ミサイル弾は武器でないから米軍に運搬。(中谷防衛相15年8月)
・中谷防衛相の答弁の間違いをめぐって「まあ、いいじゃん、そんなこと」「早く質問しろよ」「日教組どうすんだ日教組!」などの国会議場のヤジ(安倍首相、15年8月)

(イイギリ)