東京教組(東京都公立学校教職員組合)

教職員のセーフティーネット“東京教組”

これが自由というものか

2013年10月28日 | インポート

044
26日の教研集会で伊藤真さんは、戦前の軍国主義と戦後の原発主義が同根であることを鮮やかに解説してくれた。
 戦前の軍国主義は「神風神話」で、①政官財(軍需産業)の癒着(大政翼賛体制)②国策としての戦争への批判を許さない。③批判する者の言論を封じる。④大本営発表の情報統制によって国民を支配
⑤戦争責任の所在が不明確で総括できず。
 戦後の原発主義は「安全神話」で、①政官財(電力会社)の癒着(原発翼賛体制)②国策としての原発推進への批判を許さない。③批判する者を排除。④マスコミを利用した情報統制。⑤事故の責任が不明確で総括できず。
 なんと似通っていることか、こう見ると戦後はなく、戦前は連綿とつながっているのだ。
 1954年にエノケンこと榎本健一が歌った「これが自由というものか」(三木鶏郎 作詞・作曲)の歌詞は、すでに60年前にそのことを予見していたことがうかがえてすごい。

知らない間に実験で 知らない間にモルモット
知らない間にピカドンで 知らない間に水爆病
これは呆れた驚いた 何が何だかわからない
これが平和というものか あちら任せの平和論
知らない間に値上げして 知らない間にMSA
知らない間に教育法 知らない間に機密法
これは呆れた驚いた 何が何だかわからない
これが自由というものか あなた任せの自由論
知らない間に金上げて 知らない間に金取って
知らない間に税金で 知らない間に自衛隊
これは呆れた驚いた 何が何だかわからない
これが政治というものか おかみ任せの政治論

MSAがTPP、自衛隊が防衛軍で一丁上がりだ。
実際の歌は、下記のYouTubeで聴くことができる。
http://www.youtube.com/watch?v=NCc2EgOvhwk
シュロ・ヤシ目ヤシ科ヤシ属)