イーハトーブ岩手の水ブログ

岩手の渓流や三陸の海、みちのく奥州の自然にまつわる出来事や話題を伝えます。更にFM岩手「水のラジオ」の情報も掲載。

川井村タイマグラで一泊 その1

2008年07月13日 | 釣り師の独り言
土曜日に小学校の校長をしている従兄弟に用事があって盛岡
まで行く事になっていた。
翌日の日曜日には、FM岩手の「野遊び倶楽部イーハトーヴ」の取材で
タイマグラに暮らす映画監督・澄川嘉彦さんに会いに行く事にも
なっていた。
そこで、土曜日のうちに盛岡から川井村のタイマグラに入ろう
と決めていた。

澄川監督といえばドキュメンタリー映画「タイマグラばあちゃん」。
この作品が公開されたのが5年前。以来全国各地で上映され
ベネチア国際映画祭では作品賞も受賞した。
その彼が、新しい作品に取り組んでいるという。
ならば・・・とその辺のお話を聞きに出掛けた。

とはいえ、それとは別に、久々にタイマグラに泊りたかった。
用事を終えてキャンプ食材を買出し盛岡を出たのが午後5時。
それから国道106号を宮古方面に向かいタイマグラを目指し
た。途中の産直で地元産の「炭」を買い込み、台所の「火」
を確保した。

小国川と薬師川の合流地点である江繋から薬師川沿いにタイマグラを目指したが、相変わらずこの道は狭くて険しい道だ。片道約20分ほどの道だが、澄川さんやこの地区に暮らす子供達は、毎日この道を通って通学している。凄い事だと思う。

キャンプ場では、その子供達が通う江繋小学校の学校キャンプが行われていた。1年生から6年生、更にここで暮らす中学生と子供達の親達が集まって賑やかに夕食会をしていた。到着時刻は午後6時半。

キャンプ場の管理人の向田さんに頼んで、テントを一張確保して早速焚き火台に火をおこし夕食に取り掛かった。メニューは相変わらずのジンギスカン。それと今回はスペアリブとコマイ一夜干などの酒肴系程度だった。

タイマグラの森に月が浮かぶ頃になると、子供達が集まって昔ながらの正統派のキャンプ・ファイアーが始まった。それを眺めながら、子供の頃の林間学校を思い出した。江繋小学校の子供達は、この自然を当たり前の環境として、森にあるあらゆるものを道具にして遊び学んでいる。澄川監督じゃないが・・・・これはとっても豊かな事だなぁ~と実感した。

薬師川のせせらぎと子供達の笑い声を聞きながら、頭上に広がる星空を長い時間見ていた。森に囲まれた狭い空では、星空が回ってゆくのがとっても良く分かる。そんなふうに星空を見つめ続けていたら、流れ星が・・・???
と思ったら・・・消えない。しかも妙な動きをしている。
右に行ったり左に行ったり・・・・ってあれは「UFO」か???
きっと誰も信じてくれないだろうから、ブログに書くだけにしておこう。

そんな風にタイマグラの夜は更けていった。

《続く》

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1 コメント

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Unknown (平谷美樹)
2008-07-17 20:16:53
そのUFOのネタ、次の「百物語」に下さい!
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