イーハトーブ岩手の水ブログ

岩手の渓流や三陸の海、みちのく奥州の自然にまつわる出来事や話題を伝えます。更にFM岩手「水のラジオ」の情報も掲載。

藤の花の咲く頃は・・・

2012年06月06日 | 川と森の話
渓流の魚たちが一年で一番活発に動く時期なのだろいう。
以前、釣友・万渓巌氏が、岐阜の吉田川に釣りに行ったときのこと、
季節はGWの頃だったとか・・・。
全国に名だたる名川・吉田川でもフライの釣果はイマイチだったらしい。
吉田川もこんなものか・・・と帰り仕度をしていたところ、
地元の事情通が、話しかけてきた。
吉田川の現状やら、場所の選び方など一通り話してくれたらしい。
その別れ際「藤の花の咲く頃にまたおいで。」と言ったそうだ。
その言葉が忘れられない・・・と焚き火の夜にしみじみ語っていた。

時はまさに「藤の花の咲く頃」。
今こそが、岩手の渓流で一番いい季節だ。
土曜日に、山田湾のシーカヤック交流会を取材したその帰り道、
鵜住居川で久々に竿を出した。
時間は、午後5時。

いつものポイントに入り、流れを見ると・・・小さなライズがポツポツある。
午後5時からフライが見えなくなる時間まで、
釣れなくてもいいから、まずはフライを流してみようと思った。

しかし、ライズがあるが、なかなか僕のフライには出てくれない。
そこでカディスタイプにフライを交換し、目の前の流れに落としたところ、
一発で15cmほどの山女魚が出た。

そこから午後7時まで、久々にライズの釣りにはまりまくった。
その場所には、小型が中心で大型は少なかったが、
25cm前後の山女魚と岩魚を7尾ほどキープできた。
鵜住居川の岩魚は、水が綺麗なので刺身にも出来る。
その晩は、久々に岩魚の刺身で焼酎を頂いた。

これまでの鬱屈した日々、PCの前で悶々と悩んでいたが、
そんな時間があるなら、川で新しいひらめきを待つほうがいいかもしれない。
ただ・・・今の悩みは、リペアしても一向に修復できないウェーダーの
水漏れ問題だ。
NGウエーダー3本を先週の天気の良い日に補修したのに、
やっぱり水漏れは止まらない・・・。困ったぞ・・・・。