イーハトーブ岩手の水ブログ

岩手の渓流や三陸の海、みちのく奥州の自然にまつわる出来事や話題を伝えます。更にFM岩手「水のラジオ」の情報も掲載。

女将も主人も不在のさんずろ家へ

2011年06月01日 | 被災地から
更新が滞り誠に申し訳ありません。

ここ一週間、ラジオ番組の収録やら編集、さらに
今季から新体制になった岩手唯一のプロチーム
フットサルの「ステラミーゴいわて花巻」の新しいプロジェクトの
段取りなどが立て込んでついつい更新が遅れてしまった。
重ねて昨日ブログを更新したところ・・・・
不覚にも手違いでテキストを喪失してしまった。(情けない)

ステラミーゴいわて花巻のプロジェクトについては、
後程詳しく紹介する。

そんな慌しい中、29日日曜日の夕方、僕の友人である飯田俊氏が
岩手にやってきた。
彼は、元々はあの上々颱風が所属する事務所「ゆうげい社」の社長だが、
現在、産業能率大学の講師を務めている。
その大学の彼のゼミの学生たちが、被災地支援のあり方を検討していて
生徒を指導する講師として被災地の現状を知りたいということで
僕を訪ねてくれた。

僕としても日々の業務に追われ被災地から10日ほど遠ざかっていた。
更に栃木のさなちゅんサンから託された支援DVDも届ける予定でいたので
飯田さんと一緒に30日の月曜日に釜石経由で大槌を訪ねた。

大槌のさんずろ家は、あいにく「定休日」だったが、
勝手口のドアは開いていたので中に入り、女将と主人を呼んだが返事がない。
食堂や座敷には、連泊している仮設住宅の作業員の方々の食事の後。
定休日とはいえ宿泊している方々の食事は毎日の事なのだろう。
しかし・・・いくら待っても返事もないので、
支援物資を座敷に置いて書置きに託した。
さなちゅんサ。改めてありがとうございます。

その後、大槌から釜石経由で国道45号を陸前高田まで南下した。
その日は、台風が接近する大雨の日で、更に大潮で満潮の時間。
行く先々の海辺は、水位が上がり漁港などは波にもまれていた。
驚いたのは陸前高田の高田松原付近の国道45号。
あの国道のすぐ脇まで波打ち際が迫っていた。
国道が防波堤の状態・・・。
それまで車内で色々な話をしてくれていた飯田さんも
あの陸前高田の光景を見て言葉を無くしていた。

この状況を踏まえて、飯田さんとゼミの学生たちは
東京で学生達ができる支援のあり方を検討し、
改めて相談したいと言ってくれた。ありがたい。



追伸:28日にこのブログに永澤哲郎さんからコメントをいただきました。
   まだまだ使える洗濯機と冷蔵庫などを支援物資として
   ご提供頂けるとのこと。
   本当にありがとうございます。
   「必要であれば連絡を・・・」という事でしたが・・・
   実は、頂いた永澤さんの連絡先をPCの震災で喪失してしまいました。
   大変恐れ入りますが、以下の会社のメールフォームから
   一言メールをお送りいただけないでしょうか?
   よろしくお願い致します。
   

   http://www.tsurishi.com/fullback/?page_id=99