創造性の開発 新規商品を企画しよう

新規商品企画の成功学
求むる所第一義
随時随所楽しまざるなし

真実は藪の中から蛇

2017-07-21 04:23:38 | Weblog

 おはようございます。

 少し話を戻します。上手く幕引きをしようと考えながら、1月に1度事業部長と面談し、経過報告していました。私は社内の外野席からパソコンもUNIXも悪い話ばかり聞こえてきました。UNIX開発は研究所で捲土重来を図るべき、今は臥薪嘗胆と私は言っていました。しかし、一人で提案し、社長に私はキチガイと言われました。事業部長は信用できないと言った周囲の言葉通りになりました。人を見る勉強になりました。

 彼はアメリカシリコンバレーに毎週のように半年近く出張。時差があり、ベンチャー企業から私の家に何度も電話してきました。案ができた、社長を説得できるとです。しかし、虚実同根。何となんと、実は出張の主目的は別にあったか。真実を知ったのは彼と社長面談に行った直後と言って過言ではない時期でした。

 シリコンバレー詣では彼自身のためだったか。出張費を稼ぎながら彼は転社し、栄転したのか。部門の若い技術屋や研究者のため、死ぬ気でUNIXのためにやる、貴方も一緒についてきてほしいとよく言えたもの。よくはよくでも欲だったか。社長直談判を私に無理矢理させて前事業部長はインテルの日本副社長に横滑りしました。あの入ってるインテルに入って、次の社長になりました。頭が良くても心は別です。

 後にストックオプションで大儲け、投資家に転向し、大金持ちになったと社内で噂がありました。中村師匠と面談中の都内のホテルで彼の姿とインテルに連れてったコンピュータ事業部の経理担当部長と密談している姿をみました。私は付き合いをやめていたので、挨拶は遠慮、いいえ中村師匠に迷惑を掛けては大変と思ったからです。

 シャープはUNIX開発から撤退し、営業の子会社だけでサンの販売をはじめました。同時にコンピュータ関連の責任者が交代。昔電子システム手帳を担当した私のかつての部下、シャープのパソコン事業をだめにした一人、昔私の部の係長だった人が出世し、コンピュータ全般を見ることになりました。ザウルス成功のご褒美だったのかも。ザウルスは死ぬな、MZも死んだ、パソコンも携帯情報端末もだめだ、UNIXを知らない、情報部門はバラバラになるだろうと思いました。なお、携帯電話は情報の残党が広島に落延び開発しました。

 ザウルスはそれからも迷走し続けました。まだ社内は従来の電子システム手帳の市場に期待していた人が多かった時期にザウルス挽回策はあるかと、当時の切れ者東京支社長に質問され、遅すぎると私は答えました。下問はそれだけでした。切れ者だからでしょう。ザウルスは死の直前にUNIXバージョンもありました。後日少しコメントしたいと思っています。この話は泣き笑いでしかできません。

 この本が完成に近づいた時、私は窓際へ移動、会社と私が一致した方針だったかも。言い換えると、このパソコン事情雑学事典は富士通との協業の、コンピュータ市場ではなく情報システム市場への販売を目指し、己惚れ屋のエリートが書き始めました。完成までに、世の中もシャープの方針も激変し、世の中の酸いも甘いも知りました。落ちこぼれの物語風の、三河物語に近い鎮魂歌になりました。このブログの編集方針はそうなのだ。ブログを書いて、虚の裏の真実が分かった気がしてきました。南無大師金剛遍照。

 今日はここまでにします。

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社長面談記

2017-07-20 04:08:01 | Weblog

 おはようございます。

 怪しい事業部長にせっつかれ、1週間ほどかけ私は計画案のプレゼン資料を創りました。Time誌の今年の顔として表紙を飾ったことがある有名社長相手。社長は覚えていなかったでしょうが、電子黒板を彼の部下が提案したとき、私たちの本部を代表して事業本部長の時の社長に会いました。企画部長として私はその販売を承認した時以来でした。今回は逆の立場、事業部長に引き出され御白砂で直談判。到底儲からない事業企画のプレゼンでした。阿保らしい。

 社長はシャープの陰の実力者だった前社長のお気に入り。係累故でしょう。私の専務、後の副社長の、長年のライバルでした。でも二人の人品は比べられません。任天堂が得をしました。社長は技術を知らない、管理や経理が好き、と私は思っていました。もし、副社長の電卓博士が社長になっていたら、私は病気になったでしょう。働き過ぎで。風が吹けば桶屋が儲かる、シャープは中国企業傘下にならなかったかも。神のみぞ知る、です。

 私は30分ほど特別室で社長に提案させられました。普段は饒舌の事業部長は終始無言。私は事前の彼との打ち合わせ通り、積極策を提案。阿保の私も無駄と分かっていました。でも言うだけも良いだろう、社長はUNIXなど知らないだろう、UNIXはこれからもシャープにとても重要だ、と考えていました。今のスマホのOSを見たら、私の予想通りでしょう。でも、当時のシャープは電子システム手帳の大ヒットで有頂天。アホがはびこっていたから。恐竜の歴史の通り、ザウルスは滅びる運命でした。

 社長は私の話が終わるや否や、お前はキチガイだと言いました。UNIXなどもう死んでいると。でも、それも良し、想定の範囲でした。これは誰かさんの真似です。これで事業部長も納得すると思い東京に戻りました。馬鹿になって部下のためをしたつもりでした。

 事前にUNIXのオリジナル商品開発や輸入販売から撤退すると、会社の意思決定会議で決定されていたのでしょう。事業部長がそう提案していたのでしょう。それなのに私にやらせたと思っていました。そういう人だから仕方ないと思っていました。

 こうしてシャープはUNIX開発から撤退し、営業子会社だけで、伊藤忠の下請けでサンの販売を細々することになりました。販売先は私などの研究部門相手や設計製造部門など社内用が中心、内需が多いと子会社の営業は喜んでいました。情けないけど、営業力がなければ仕方ない。

 余談ですが、すでに富士通ディーラーも売っていたため、シャープも同列の下請けに過ぎませんでした。事業部長は私に、5年待ってほしい、Windowsで実績をあげる、UNIXの携帯情報端末を開発する、ぜひUNIXの旗を降ろさないで欲しいと言いました。上手いことを言うと思いました。騙されるのも良いかもと思って何も言いませんでした。

 実は彼の言葉など信じていなかったですが、裏はまだありました。私は全く気が付きませんでした。甘ちゃんだから。でもお釈迦様も気がつかなかったかもね。今でも自分を笑うしかありません。

 今日はここまでにします。

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私的なUNIX始末記

2017-07-19 04:34:11 | Weblog

おはようございます。

 この本を書き始めた頃の、その2年ほど前、私は超多忙を楽しんでいました。UNIXの日本語化、データベースの移植、UNIX輸入販売、データベース研究開発、有望顧客のシステム要求条件調査、第5世代コンピュータ窓口、自然言語処理研究など。

 さらに忙中閑ありと、トータルネットワークシステム販売のために女子大の非常勤講師をし、東阪の大学で情報システムの未来像など講演をしていました。統合システムはシャープとしてはよく売れたと言えるでしょう。このあたりのことをブログに書き始めたら、この本の真の狙いを思い出し、その他の活動も思いだしました。

 ドキュメントマネージメントの私の一冊目の本を手土産に富士通を早速訪問しました。元上司だった、中村洋四郎さんに挨拶するためにでした。当然、出版の自慢を兼ねてでしたが。彼曰く、富士通はUNIXやインターネットビジネスに遅れている、富士通の力を生かし、UNIXビジネスをすることを考えよう、富士通のシステムエンジニア向けの教科書が必要だ、と言われました。それがこの本でした。

 私たちは富士通の大手のディーラー向け講演会も開催しました。社長さん方は大変興味を持ってくれました。シャープのUNIXとネットビジネスの味方を増やすためでしたが、富士通の大手ディーラならシャープの手は借りずとも、皆さん、サンマイクロシステムの販売を試しに始めました。大自動車会社に売りに行きましたが、ホストはメインフレームの時代でした。売れたのはサンとパソコンだけでした。

 私はシャープのUNIX開発の言い出しっぺ。UNIXを担当した人が不遇の時代、私は後始末の意味もあり、大学や先端ソフトウェア会社にアメリカベンチャ企業の大型UNIXシステムを販売していました。数字は営業でしたが。先端の技術者に真っ当な処遇があるようにしてあげたかった。NTTデータやNTTへUNIXのOEM販売の努力もしていました。二社に定期的に伺いました。成果はゼロ、私の本業は研究。国家プロジェクトやデータベース研究でした。当時はグーグルの先を歩いていたはず。私が馬鹿でした。

 当時のシャープのコンピュータ事業部長は怪しい人でした。色々国家プロジェクトの担当でしたが、私の部門の成果を自分の研究所の成果として報告していると若手の研究者は言っていました。彼は信用できない大風呂敷の人だと、多くの若手の技術屋が分かっていました。

 でもその人をシャープの経営者は評価していました。口が上手く、危ない手法の販売もしていたからでしょう。数字の上では実績は十分でした。世の常かもしれません。会社は分かっていない、危ないと見ていました。私は危ない会社への販売はしません。成果の先食いは苦労する、が分かっていました。私は大学などの研究機関に全学の情報システムに向けた販売活動だけ、シャープはブランドがなく、苦戦苦戦の連続でした。

 危ない販売に付き合った同僚や旧友は会社を辞める羽目になりました。彼らはどうなったのか、付き合いのなくなった私は知りません。南無大師金剛遍照。

 今日はここまでにします。

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マルチメディアに先進技術

2017-07-18 04:03:15 | Weblog

 おはようございます。

 第5章の題名は、パソコンが支えるマルチメディア時代でした。マルチメディアの用語が章名に使われていたとは、一瞬不思議でした。以前に書いたように、私が好きな言葉ではなかったからです。使われていた理由をいろいろ思い出しました。業界でこの言葉は流行っていました。まず、章のはじめにの箇条書き、4項目を以下に転記します。

・マルチメディアを市場としてではなく、社会に変革を起こす技術としてとらえるべきです。

・サブノートブックからサーバまでのすべてのジャンルで、パソコンは高機能化・高性能化・定価価格化しています。そのあり余るパワーが生きるのは、マルチメディアアプリケーションです。

・従来から情報を生産してきた会社には、マルチメディア分野への進出に大きなチャンスがあります。出版・新聞・放送など、従来の情報の生産ノウハウは、マルチメディア情報の生産に役立ちます。

・パソコンの標準のOSはWindowsです。当面、この状況に変化はないでしょう。しかし、現在のWindowsは、マルチタスク処理や安定性に問題を含んでいます。

 先頭の箇条書きを読んだら、この章の題名にマルチメディアの用語が使われていた理由が分かりました。市場論ではなく、技術論の立場からマルチメディアの用語を考えたようです。新しい、先端技術と商品とサービスはこの領域にあると考えていたようです。良い説明がCG分野の説明の節がありました。

 インターラクティブタイトルの用語説明に、koderaの4項目箇条書きから変換したようなイメージ図像がありました。変換してはいないはずです。直接書くこともできたのでしょう。でもこの本の絵を書いてとても疲れた覚えもあります。多分、まだ4項目の箇条書きのプロセスを知らなかったのだと今はよく分かります。

 イメージ図像を知る上でも、今日のスマホのゲームアプリを志す高校生にこの用語説明を読んで欲しいと思いました。また、エデュテイメントの用語では教育用のタイトル開発の基礎的な考え方を述べています。先生方にも読んで欲しいと思います。でも、この本も市場の本屋さんではあまり売れず、発売後、1年で絶版しました。編集長が病気になったのもソフトバンクの方針が変わった原因の一つだったように今は思えます。彼も1年以上休職し職場復帰できました。今となれば笑うしかありません。

 今日はここまでにします。

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祇園精舎の鐘の声

2017-07-17 04:24:07 | 小論文

 おはようございます。

 雷雨があったのか分からないショボイ昨晩、蒸し暑さだけが増したような、寝苦しい夜でした。深く眠られもせず、うとうとと今日の記事を考えていたら、いつの間にか起きても良さそうな時間になっていました。ですから今朝はベッドで考えた結果です。

 一番の基本のキーワードはデータべースです。そのシステムの狙いまたは要求は、蓄積した大量の過去のデータを利用し、今必要とするデータや情報を瞬時に検索し、作り出し、ユーザーに提供すことと言えるでしょう。その最たる端末の機械がスマホになったと考えても一理ありそうです。そうですね。用語は変える必要がありそうですが、1軸は3項目目と4項目目から、ユーザー要求の言葉を考えたら良いように思えました。

 さて残りの2項目目と3項目目はパソコンが市場競争に勝った理由と勝ったと結果を言っていると捉えて良さそうです。パソコンは今はスマホにやられているでしょうが、それは市場の常です。平家物語の出だしのように、祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり、沙羅双樹の花の色、盛者必衰の理を表す、奢れる者も久しからず、ただ春の夜の夢の如し。

 寝苦しい夏の夜に見たイメージは簡単でした。商品の競争原理でいいわけだと思ったわけです。すると標準獲得の大衆用商品であり、互換性を維持しつつあるように振る舞い、機能向上の差別化路線をしっかり維持するために、商品要素の改善を迅速に行った結果だったと思えました。要するに競争原理の軸を設定できそうです。

 まとめです。横軸はユーザー要求として良いのかも。両端の境界の名前は右端を知識処理とし、左端を適応処理として良いように思えてきました。縦軸は競争原理とし、下端を標準機能、上端を差別機能として良いのかも。これなら過去の市場の勝者の商品を駒としておけそうです。半径は凡その市場規模で良いのかもしれません。これが私のパソコン市場のイメージ図像のようです。私にとって全ての商品に適用できそうな概念図かもしれないと考えました。これなら重役や理事長を説得できそうです。

 今日はここまでにします。

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並べ替えてみたら

2017-07-16 03:52:37 | 小論文

 おはようございます。

 さて昨日以下の四項目箇条書きができました。目的語を先頭に体言止めでおしまいの、20文字以下の箇条書き4つができました。これがkoderaの正調四項目箇条書き。書けない人は4項目箇条書きなど嘘、インチキと言うでしょう。難しいからいろいろ目的語や動詞を考え、論旨を精査するから良い発想が浮かびます。良い発想は創造性発揮の結果です。創造性発揮の手段としては、この手順は安直、馬鹿でも挑戦できるはず。でもバカに付ける薬はありません。私は馬鹿だから予定を変更し、今回は文章化する気が失せました。

 さて、昨日の4項目を貼り付けます。基の本の順番の箇条書きを並べ替えします。4項目から結論とすべき箇条書きを一つ選び、それを補完する次に大事なサブの結論を一つ選びます。残りの二つは時系列順の説明がしやすい順に並べ、2項目目と三項目目に置きます。

・互換性と機能向上のユーザ要求を実現

・ワークステーションをパソコンが駆逐

・新市場を電話機と携帯情報端末が開拓

・優先実行権をデータベース処理に付与

 今日の市場規模から言えば、3番目の項目が最重要のように思えます。勝てば官軍の論旨が好きならそれもいいでしょう。でも官軍重視は応募者の多数派かもしれません。一般の好みに従うのも、応募者の少ない会社や大学なら良いかもしれません。

 しかし、倍率が50倍の会社や10倍の大学では、余程の秀才でないと合格は無理。異端児の文章は、創造性重視が必要です。誰もができるのがkoderaの小論の手法なのです。一番難しそうに見える4項目目を結論にしたくなりませんか。優先実行権とは何ぞや。優先購入権なら分かりますね。優先に実行権が付いた言葉です。データベース処理を最優先としているシステムのことといい加減に考えましょう。こう考えたら文章になるでしょう。結論はたった100文字で良いのだから。

 次は3番目の項目が面白いかも。異端児の目立ち路線です。この項目を最後に置きましょう。1項目目が条件、2項目目が結果とすると素直かも。この順で良いのかも。これらの二項目を中間に並べます。いい加減でいいのです。すると以下の通りになりました。

・優先実行権をデータベース処理に付与

・互換性と機能向上のユーザ要求を実現

・ワークステーションをパソコンが駆逐

・新市場を電話機と携帯情報端末が開拓

 ここで千文字を越えました。皆さんがこの先を、4項目箇条書きを文章化して頂けませんか。勉強や教育は演習が大事。人まねや、問題提起だけでは本質に迫れません。演習なしに、手法は身につきません。簡単に自分オリジナルの小論文が書けるかも。

 この章の箇条書きを基に、私が小論文を書いても意味がないように思えてきました。しかし私はすでにボケ老人、イメージ化は難題です。でも難題に挑戦するのが、創造性の開発です。koderaのイメージ化こそその私の手法なのです。要するに、気が変わってきました。明日はまだ分かりません。

 今日はここまでにします。

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箇条書きの選択

2017-07-15 04:29:21 | 小論文

 おはようございます。

 パソコン事情雑学事典の章は第6章までです。やっと半分を過ぎ、第4章になりました。4章はパソコンにはいろいろな形態があると言う、多様な使い方を説明していました。ですから4章のはじめには、7項目の箇条書きがありました。これは好都合です。適当に箇条書きを4つ選んで下記に転記します。あくまで直感で選んでいます。感性重視が私の手ですから。

 簡単に付言します。私は、大学用も会社用も、指導した経験は十分あると思っています。教育現場だけでなく、会社でも提案書の書き方を指導してきました。提案書でも小論文でも自分が思いつくままさっと箇条書きして、その中から4項目を選び、それらをkoderaの4項目箇条書きの形式に変換することを会社でも大学でも高校でも勧めてきたわけです。そのサンプル事例をこの章で説明できそうです。

・パソコンのCPUチップは、互換性と機能アップのあい矛盾するユーザ要求を同時に満たしてきました。

・新しい技術を搭載した高機能デスクトップパソコンは、ワークステーションと差異がなくなってきています。

・モービルコンピューティングは、個人用のシステムが中心です。電話機から発展した携帯情報端末は、新しい市場を切り開きます。

・優先された実行権をデータベース処理のタスクが持っていることがデータベースシステムの要件です。

 多様な形態を説明している章のゆえに、箇条書きが7項目に増えたようです。切り捨てた3項目も捨てたもんではありませんが、ややダブりがあり、選んだ4項目で代表させて説明できそうにも思えます。短い説明でしたので、今日は簡単に入力できました。箇条書きの洗練化、すなわち箇条書きのオブジェクト化もしてみましょう。

・互換性と機能向上のユーザ要求を実現

・ワークステーションをパソコンが駆逐

・新市場を電話機と形態情報端末が開拓

・優先実行権をデータベース処理に付与

 短い文章の7項目から適当に選んだ4項目を基に、koderaの4項目の箇条書きをしてみました。今日のプロセスは、小論試験の現実のプロセスに近いかもしれません。数を書いてそれから選ぶと言ういい加減なやり方です。その結果、見て頂けているように、見た目に美しく、文字数も同じ、しかも目的語を先頭にして、体言止めの他動詞を設定できました。この箇条書きは良い小論文を作成できるかも。期待してください。実際の文章化は明日にします。

 今日はここまでにします。

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パソコンが拓いたアプリ時代

2017-07-14 04:19:38 | Weblog

 おはようございます。

 この3章に初出した情報分野のキーワードが説明されていました。それらの用語と簡単な説明だけを転記し、本文の説明は割愛しています。私はそれぞれの言葉に関連した仕事をしていたことを改めて思い出しました。関係した皆さんもです。南無大師金剛遍照。

プロプライアトリシステム:製造者に固有のアーキテクチャーを持つシステムのこと

分散処理:目的とする要求条件を満たすために結合した複数のコンピュータを有機的に連携したシステムのこと

ダウンサイジング:基幹業務の高価なシステムを、安価な分散処理システムでリプレースすること

オープンシステム:公開された標準の規格に従った製品を組み合わせて構築するシステムのこと

システムインテグレーション:複数のサブシステムを1つの有機的なシステムに統合する作業のこと

セットトップボックス:テレビモニタに付加接続して、ディジタルテレビを構成する付加機能のこと

ビジネスプロセスリエンジニアリング:品質管理で金と物を、組織変更で人を、情報システムで情報を抜本的に考え直し、新しいビジネスプロセスを構築すること

コンピュータグラフィックス:頭の中に想像したイメージをコンピュータディスプレイ上に具現化すること

アニメーション:1秒間に20~30枚の静止画を連続的に表示してつくり出す映像のこと

キーフレーム:アニメーションを作成するための、キャラクターの動きのはじめと終わりを表現する2次元の画像のこと

ユーザインタフェース:コンピュータとユーザの接点であるインタフェースのこと

GUI:図形表現に基づくコンピュータの操作環境のこと

デスクトップ:オフィスの机の上に存在する機器を、画面上にもして表示した機能群のこと

インタオペラビリティ:各種のシステム資源の互換性や接続性、統一性のこと

プリインストール:ソフトウェアを出荷前に内蔵ディスクに搭載すること

ベータ版:限定ユーザに提供する評価版ソフトウェアのこと

WAN:異なる所在地の複数のコンピュータを結ぶネットワークのこと

ATM通信網:広帯域ISDNの次世代通信網の基盤となる伝送と交換技術のこと

プラットフォーム:システムを開発する基盤のこと

ビジネスプロトコル:コンピュータの非専門家でも理解でき、コンピュータ処理にすぐに変換できる接続手続きを記述する仕様書のこと

スクリーンセーバ:ユーザがシステムを操作していないとき、CRT画面の焼きつきを防ぐために、動きのある画面を自動的に提供するソフトウェアのこと

クライアントサーバ:クライアントのソフトウェアが、サーバのソフトウェアと協調してアプリケーションを実行するシステムのこと

CASEツール:ソフトウェア開発を支援するコンピュータ上の作業環境ツール群のこと

オーサリングツール:外部の映像機器から取り入れた映像やアニメーション・静止画・音声・音楽・テキストを、1つのシナリオに沿って統合すること

 短い用語説明は全部の章にありますが、上はこの章に初出した用語群の説明です。本から転記しました。苦労して、説明を短く書いたことを思い出しました。改めてブログに転記して、少々説明も変だし、古くなった言葉だと思いましたが、箇条書き作成と忘れかけた言葉を復習できました。しかも中村洋四郎師匠との思い出に残る会話も思い出しました。私の認知症予防に役立ったようです。ありがたい、ありがたい。

 今日はここまでにします。

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全社システム変革は難題

2017-07-13 04:25:18 | Weblog

 おはようございます。

 今朝は第3章のはじめにです。3章の題名は、パソコンによるトータルシステムの変革です。説明は4項目の箇条書きでした。6項目も説明できなかったのか、それとも4項目の説明が分かりやすいと思って書いたのか、今となれば分かりませんが。

・パソコン分野では、新しい言葉が次から次へと生まれています。3文字の英語の略語が昨日までの意味と違っていることもひんぱんに起きています。

・ユーザーにとっては、検討すべき技術が生まれすぎています。ユーザはこの状況を上手にいかす必要があります。

・バッチ処理、オンライン処理、実時間処理などの従来の処理形態に加えて、新しい処理形態が登場してきています。こうした処理形態は、今後ますます増えてくるでしょう。

・ハードウェアの著しい進歩の結果、新しいソフトウェアの手法を利用する余裕が生まれました。新しい手法は画期的なアプリケーションの枠組みを提供します。

 小論の答えのサンプルを書こうと思って今朝も転記をし始めました。でも、この箇条書きの説明は今の私にしっくりきませんでした。これでは読みたくなるはじめにではない、変だな、と思って、この章の節の題名を先読みしました。

 なるほど面白いことも書いてありそうだと感じました。すなわち題名も箇条書きの説明も不適なのかもしれません。題名と箇条書きを修正したくなりました。今朝は章の題名だけを考えます。ボケているので、4項目の変更はできそうもないからです。

 そう割り切ったら簡単に題名が考えられました。否定の文言ではなく、やはり肯定の論旨が発想できそうな題名が良いのだと。今の私なら、『パソコンが拓くアプリの時代』と3章を命名したくなるでしょう。これなら売れそうな本または章の題名のように思えます。

 今日はここまでにします。

 

 

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使いまわし

2017-07-12 04:25:29 | 小論文

 おはようございます。

 情報システム開発の一番大事なことは使いまわしだと、中村洋四郎師匠は言っていました。サブモジュールの使いまわしは誰でもするでしょう。使いまわせるように、最初に作った時に分かりやすいコメント文や説明文を書き足すことが大事になります。

 システム全体を使いまわせたら一番効果的です。そのために要求分析を十分に行い、サブモジュールやサブサブモジュールに分解します。分解は小さいモジュールになるまでします。1つのプログラムがA4の1ページで記述し説明できるまで行うのがシステム開発の基本です。

 プログラム開発言語の歴史はできるだけ言語処理プログラムや基本OSがモジュール化をするようになった経緯と言えるかもしれません。その理想の姿がSmallTalkでした。私が好きな言語でした。SmalTalkは言語処理とOSを含んだシステムです。根幹はオブジェクト指向の思想です。使いまわしができる理想の言語と言えるかもしれません。でも、それほど流行りませんでした。IBMもマイクロソフトもそれまで主流だった言語のオブジェクト化に走ったからでしょう。今は大分進化しましたが、最初は妥協の産物のようでした。大大企業の彼らだから改善を続けられたのでしょう。

 オブジェクト指向は目的志向とも日本語に訳せると思いますが、私はオブジェクトの言葉には目的語も含んだ意味もあると思っています。処理すべき目的語を明確に定義し、それに施す他動詞を記述する言語といえるでしょう。

 プログラム開発は要求仕様の記述を、目的語を明確にして書くべきだ、できるだけ要求仕様書を再利用すべきと私は考えていました。その考えは一般化し適用する考え方は強まりこそすれ、よいよいのロートルになっても変わってはいません。

 今日は、昨日書いた会社への志望資料の文章を大学の志望の文に変換してみます。できるだけ少ない文字の修正でします。できるだけ短時間に10分も掛けずしました。誤字脱字、至らない表現はご容赦ください。再利用の実践例をお見せしたかっただけですので。

『歴史ある貴学の学部は素晴らしいブランドイメージがあります。周辺課題を良く調査し、新しい付加価値をもたらすテーマや研究を追求したいと思い、私は貴学を志望しました。 

 今は変化の激しい時代です。研究開発も時間との勝負だと私は考えています。しかし、先人の研究や仕事の経験も大事でしょう。まず既存の学内の研究を学ばなければなりません。大学の研究でも、今は論文だけでなく特許を出し、世界に向けて発表することが将来社会に出て役立つと考えています。

 今日、大学の研究だけで世界的な実績や名声を得ることは困難であり、仲間作りが大事だと考えています。世界をリードする成果を生むには、自分に確固たる思想があるのも条件と考えています。そして、世界の研究者と友好関係を築くつもりです。

 学内と研究室内の先行研究を調査し、それらを生かし、その先に潜んでいる画期的な研究を発掘することがまずすべきことと私は考えています。よろしくお願いいたします。』

 いい加減にやりました。文字数はカウントしていません。悪しからず。今日はここまでにします。

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