徒然にふる里を語る

 一市井の徒として、生まれ育った「ふる里」嬬恋村への思いをつづります。

義理

2009-06-24 18:19:18 | Weblog
 私の家は私で3代目である。祖父が新宅に出た。したがって、今でも本家筋には一目置いている。旧家に育った人間と違って、家の重さなど全く感じず生きてきた私だが、この義理だけはわきまえているつもりである。

その本家に不幸があり、朝から張り付いていた。大した用事があるわけでもないのだが、いることで義理が果たせる場面もある。本家は本家というが、それはそのとおりであり、いつまでたってもこの構図は変わらない。

私と弟の関係もそうである。すぐ近くに土地を求め、弟を新宅に出した。当時、これで義理が果たせたと考えたものである。私とすれば弟のところは何時になっても新宅である。そんな私だが、この家をどうしても守らなければという思いも余りない。

私は娘2人であり、彼女たちには家のことなど感じずに、自由に生きて欲しいと思っている。自分がやりたいことをやって生きてきたので、子供たちを束縛する気は毛頭ない。最も、家を感じさせるように育ててこなかった。

また、顔を出さなければ。