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大きさ3~6メートルの小惑星が地上3000キロメートル上空を通過

2020-08-20 23:51:01 | 

 【8月19日 AFP】米航空宇宙局(NASA)のジェット推進研究所(JPL)

は18日、スポーツ用多目的車ほどの大きさの小惑星が、地球の2950キロ

上空を通過したと発表した。小惑星としては、これまで観測された中で

最も近い距離だという。

カリフォルニア工科大学の光学観測装置「ZTF」によって撮影された

小惑星2020 QG(赤丸)。背景の星々に対して移動していたために点で

はなく線として写っている(Credit: ZTF/Caltech Optical Observatories)

発表によると「2020 QG」と名付けられた小惑星は、仮に地球と衝突

していたとしても、大気圏内で分解され、空中で火球か隕石になって

いたため、被害が出る可能性は低かった。

直径3~6メートルほどの小惑星は、グリニッジ標準時(GMT)16日

午前4時8分(日本時間同日午後1時8分)に、インド洋南方の上空を

秒速約12.3キロで通過。多くの通信衛星が周回する高度3万5000キロの

静止軌道よりもはるかに低い高度だった。

 JPLによると、同程度の大きさの小惑星は年に数回、今回と同じような

距離で通過している。だが、地球に直接向かってくる場合は大気圏内で

爆発するため記録できるが、それ以外は難しいという。

 例えばロシアのチェリャビンスク(Chelyabinsk)で2013年、全長20

メートルほどの隕石が空中で爆発。数キロにわたり窓が粉砕され、

約1000人が負傷した。

小惑星2020 QGの公転軌道(白)を示した図。地球の公転軌道は水色で

示されている(ジェット推進研究所のデータベースより。Credit: JPL)

 NASAは、地球にとって実際に脅威をもたらす可能性がある直径140

メートル以上の小惑星の監視を任務の一つにしているが、NASAの機器

ではこれよりも小さい小惑星の追跡も可能だという。(c)AFP


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1 コメント

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Unknown (JA7PRV)
2020-09-10 22:52:40
こんなものが地上に落ちたら....という有事の際の訓練をパニックを起こさないためにもやるべきですね。無駄な場合もあるのでしょうけれど(>_<)
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