星・宙・標石・之波太(しばた)

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天声人語・原田甲斐

2019-05-14 23:58:27 | 之波太:柴田
いつも新聞を読みながら朝食です。
先ず、1面の見出しを見てから天声人語を読みます。

今日(5月14日)の朝日新聞・天声人語です。
「原田甲斐といえば逆臣の代名詞であろう。江戸前期に起きた伊達(だて)騒動で
絶命した実在の人物で、歌舞伎や浄瑠璃には「仁木弾正(にっきだんじょう)」の
名で登場する。仙台藩の主君を陥れ、幼君を殺そうとした悪人として描かれる▼原田
の地元にあたる宮城県柴田町船岡地区では、正反対の人物像が語り継がれてきた。
「私心のない重臣」「身を捨てて藩を救った」と。居城だった船岡城下の有力者
たちは城主原田を悼み、名を伏せた墓を建てて祈りを捧げてきた▼「この町の人々に
とって原田をあがめ供養するのは、潜伏キリシタンのような営みでした」。町おこし
会社「しばたの未来」の晋山(しんやま)孝善社長(62)は語る。忠義の士として
いま一度世に伝える道はないかと考えた。念頭にあったのは、山本周五郎が小説
『樅(もみ)ノ木は残った』(1958年刊)で描いた清廉な生き方だ▼原田の実像
に迫る講談の制作を思い立つ。意気に感じた講談師の宝井琴梅(きんばい)(77)
が船岡地区を歩き、郷土史家にも会って、自ら筆を起した。昨秋以降、書き上がった
章から順に原田ゆかりの寺で演じてきた▼歴史とは勝者の書いた記録であって、敗れ
た側はことさら卑しく描かれる。それにしても原田ほどゆがめられた人物はそういま
い。歌舞伎の舞台ではネズミに化ける妖術使いである▼棺を覆(おお)いて事(こと)
定まるとは言うものの、希代の奸臣(かんしん)、悪のネズミとして評価が固まるの
は、地元にはやはり耐えがたい。死して三百数十年、城主の汚名をそそぐ住民たちの
思いに打たれた。」

原田ゆかりの寺「恵林寺」

「原田甲斐を供養したと伝えられる碑」

船岡城址公園の山頂にも原田甲斐の供養碑があります。
この記事を読んで宮城県柴田町船岡を訪れる方が多くなればと願っています。
一昨年秋、九州・福岡県博多から仙台に出張のついでに船岡の地に原田甲斐供養碑を
見に来られた方がいました。
根強い原田甲斐ファンが多くいることでしょう。
是非船岡の地訪ねてほしいものです。
案内は、しばた歴史観光ガイドの会へ。
出番が多くなりそうだ

雪形190514

2019-05-14 22:36:18 | 仙南地区
今日の蔵王連峰・水引入道の雪形です。

午前中曇り空、夕方から雨降りとなりました。
結局、雪形は見えませんでした。

・明日のしばたっ子応援団の準備を行いました。
・朝日新聞・天声人語に「原田甲斐、宮城県柴田町船岡地区、汚名350年」等が取り上げられました。