エエ声

おはよ。


肌寒いほどの昨日は、朝方う～さんから電話があった。

ちょっとした用件を伝えるための内容であったのだが、それはそれとして、これからタイへ行くというう～さんに、どうぞお気をつけてと言葉を添えて、受話器を置いた。


電話の後しばらく、う～さんの快活な声が耳に残っていた。

う～さんの声色が、とても心地良いものであることに気がついたのだ。


そう思うと、エバさんの声色も心地よい。

穏やかで、よく通る声は、二人に共通している。

なるほど、魅力的なおバカには、こんな特徴もあるのだな・・・と、その時気がついた私がいた。



頭をめぐらし、Ｆの声色を考えてみた。

・・・

・・・

・・・

ぜんぜん心地よくない。


魅力的なおバカと違い、ただのおバカの声色であることに、気がついた私がいた。