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ぴかの独り言 GooBLOG vol.1

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Q.O.L.(Quolity of life )

2016-01-14 13:39:00 | ノンジャンル
こんにちは。

成人式を無事終えて、二日がかりで通常営業に戻りました豊坂屋です。

一息ついた昨日は定休日で、じいちゃんを半田病院へ受診に連れて行きました。

介護施設入所からおよそ3か月経ちました。

ただ、当初から言われていましたが、こういうところに入ると、介護度というのか?人間の弱体化が一気に進むということを感じています。

それまで動いていた体(手足)が、ものの見事に動かなくなって行きます。

その原因が何であるのか?

よくわかりませんが、たとえばあたしが正気でありながら、体が動かないということでそういうところに入ったとしよう。

一日のスケジュールは、ルーチンと受け入れるとしよう。

朝起きて、車いすに乗せられて、みんなと一緒の大広間のテーブルに集められて、たとえばご飯の時間が来るまで座っています。

思考はそこそこ動いていますが、体が動かないから、したいことがあってもできないのだな。

それを訴えることはできる。

が、訴えて、たとえば俳句一つを思いついたとして、口頭筆記を頼むことまでは出来ない・・・

それが、朝の食事から昼の食事の時間まで4時間。

昼の食事から夕食までが5時間。

・・・

さて、その状況で、あたしだったらどうなるのだろう?

・・・

苦しいだろうなぁ・・・

それでもなお、正気を保つという精神性が、果たしてあたしにあるだろうか?


アルツハイマーという診断はすでに出ていまして、正気のあたしは、「じいちゃんの思考が正常ではなくなっている」ということを想像するだけです。

でもね、じいちゃん、ちゃんと理屈の通ったことをたまに言えるんです。

昨日病院で、待ち時間の間、車椅子の父のそばにいましたら、

「世話になるね、ありがとうね」

と言ったのだ。


いっそのこと、「今、逝ってもエエよ」と言いかけました。

それをとどめたのも、また、なんでだろう?

あなたの命の尊厳を、守りたいと思っています。

せいぜいできることは、「大丈夫だよ」と声をかけることだけなんです。


あまねく、穏やかでありますように。