ぴかの独り言 GooBLOG vol.1

写真付きで日記や趣味を書くならgooブログ

体がきしむ・・・(大峰山)

2010-08-13 05:57:00 | ツーリング
おはよ。

昨日は、疲れ果ててしまいまして、パソに向かう気力が出なかった・・・

ということで、どれだけ寝たのかわかりませんが、今朝5時起床でこれを書きますよ。

うぅぅ・・・まだ体中がきしむ・・・

さて、8月10日午前5時半、亀太郎と出発。

どうやら天気は持ちそうです。

何度も通りました伊勢湾岸道の四日市から伊勢自動車道へ。

そこから紀勢自動車道の終点まで行き、尾鷲を通って熊野市へと入ります。

海岸沿いの42号線に最初の目的地「花の窟(はなのいわや)神社」がありますので、まずはここへ寄りました。



神社とは言うものの、日本最古の神社と記されているものもあり、お社があるわけではなく、でっかい岩がご神体として鎮座しておりました。



ここは、どうやら神さまのお墓ですね。

それで常時花を手向けられるために、花の窟というんだろうと思います。

社務所もなく、お札もなく、ただお参りをして次へと向かいました。

次は今日のメインの熊野本宮大社です。

前回4月に熊野速玉大社と那智大社はお参り済みですが、ここは時間的に行けずじまいだったのね。

念願かなって、今回お参りが出来ました。



時期も良かったのか、この時点で10時ごろだと思いますが、たくさんの人がお参りしてましたよ。



小ぶりですが立派なお社でした。


(見えるかなぁ? 「神を父 仏を母といただいて 熊野より興さむ 出発の時」と書いてあります。・・・あたしゃこういうのを見ると、体制を感じてニヒルになってしまうのであります・・・こんなこと書かんでもええのに・・・独り言ですた)

そこからしばらく北に上ると、熊野本宮大社の奥の院「玉置神社」があります。

素晴らしい眺めの続く熊野川沿いの道を北上して、十津川あたりで山道へと入って行きました。

ドンドコと上っていくと、やがて到着。



この鳥居から20分くらい歩くと玉置神社に着きました。



かなり古いお社ですね。

それと、奥の院というだけありまして、山の中のヒッソリとした神社ですから、全体がくすんでいます。

ただ、そのたたずまいは厳しいものがありました。

さすがに修験の山のお社でありました。
(奥駆の道も、ここを通っていました。ものすごく狭くて、まるで獣道でした)


(いつもながらのPです)

さて、そこからまた北上して、今度は天川へ。

今回で2度目の天河神社へお参りです。

ご朱印を見てわかったのですが、正しくは「天河大弁財天社」というらしい。



朱も鮮やかで、ひじょうにキレイなお社ですが、弁財天は女の神さまだからかもしれませんね。

そういえば、以前ガイアのおバカと来たときに、近くの共同温泉に入った覚えがあります。

うろ覚えであたりを走ってみましたら・・・ありました!



汗もかいておりまして、これはありがたいですよ。

早速に入ってみました。

が・・・

夏休みで、近くの川にキャンプに来ている人が多いらしく、浴場はまるで芋の子を洗うがごとき超満員。

あまり風情はなかったですが、それでも温泉は気持ちよくて、しばしのんびりといたしました。

さて、雨が降ったり止んだりの道中でしたが、今日の目的は一応果たしまして、あとは宿へ入るだけとなりました。

本日の宿は、天川から1時間ほど走りまして五条市というところにあります「モンベルユースホステル」です。

やがて到着。



きれいなユースホステルでしたよ。

この時5時ごろ。

振り返って思う・・・あぁ・・・今日はご飯を食べていない。

旅に出ると、こういうことが良くあります。

受付で食事は6時からと聞きましたので、それまでの間飲みましょうと部屋に入って一人で飲み始めました。



ある意味、至福の時であります。(良い顔です)

2段ベッドが4つ、最大8人泊まれる部屋でしたが、この後一人が来ただけで静かに眠ることが出来ました。

夕食はカレーバイキングでしたが、本格的な大変おいしいカレーでした。
(昼ご飯分も摂取しようと、ご飯を3杯食べました・・・腹ポンポン)

さてさて、男二人の相部屋でしたが、何事もなく夜は明け(当たり前)、早朝6時のチェックアウトを待って再び亀太郎としゅっぱ~つ。

二日目のこの日の最大の目的は、大峰山登頂です。

以前この山の麓の入り口まで来たのですが、往復6時間かかるといわれて、その時は断念したのですね。
(その時は、登るつもりで行ったわけではなかったので、時間が遅すぎたのです)

ただ、その後いろいろと知るにつけ、オイソレとの覚悟で登るお山ではないということがわかりました。

やはり修験のお山です。

それも、ここが信仰の中心の大峰山です。

実は、初めてのお山に一人で登るのは、ちょっと怖かったのですよ。

夏山で人がゾロゾロいるところなら、その人たちについていけばよい。

でも、前回来た時もそうでしたが、人がいない上に、地図がない。

それでちょっと怖かったのでした。

でもね、もう行くと決めておりますので、今日は行くのです。

午前7時、登山口に到着。

大峰山独特の、女人結界門の手前で「入らせていただきます」と念じて、いざ登頂開始です。

いきなり道が二つに分かれておりまして、エイッ!と左の道へ。

そのままドンドコと登っていくと、一本木茶屋という所へ出ました。
(ちょっとした休憩所になっています)

時計を持たずですので時間の感覚があまりないですが、この時点でたぶん30分ほどの所ですが、すでに急な斜面のお陰で汗はびっしょり、息はゼーゼー。

リュックの中にはアクエリアスが一本だけ。

それをちょびっと飲んで、再び出発ですよ。

お山自体は低いので(1800メートルくらい)、空気が薄いという感じはないですが、何しろ道が急勾配。

出だしの道標で「頂上まで5500メートル」と書かれていたのですが、この急勾配の5500メートルはきついなぁとすでに心が折れかけます。

でも、行くッたら行くのだよ。

ともかくも登るだけです。

ズンドコと登り続けて、モウダメェ~!と泣きが入る頃「お助け水」と呼ばれる場所に出ました。

湧き水があって、ここで水を得て再び登るらしい。

まさにお助けの水です。

あたしは再びアクエリアスを飲んで(お助け水は濁っていたので頭からかけて体を冷やしました)、心を奮い立たせます。(ここが3分の1くらいの場所ですね)

またまたただただ登ります。

3分の2あたりで洞辻茶屋に到着。

ここでもアクエリアスを飲んで一休み。

膝といい足首といいフクラハギといいダイタイキンといい、腰から下が全部限界ですよ。

それでも、間違いなく頂上に近づいているということが唯一の頼みで、また前へと向かうのだ。

そこからまた急勾配の山道を上へ上へと参りました。

やがて、ドンッ!



こ、こ、これは!

この鎖づたいに登りなさいということでつね?

怖いけど、行くしかあんめぇ・・・

あたしは全力で登りましたよ。

それでもまだまだ先がありますので、ズンドコと登り続けました。

フトあたりを見回すと、



すべては何事もないかのように穏やかであります。

なんかね、それがありがたかったのだなぁ・・・

この時浮かんだ言葉が「ゾクチェン」

苦しくて痛くて、体を見るとそう思う私がいるのだけれど、それはどれほどのことでもないという気がしてくる。

非常に不思議な感覚を得ましたよ。

さて、なんとなく9合目まで来ている気配は感じていますので、もう少しもう少しと自分に言い聞かせながら、ついに・・・



大峰山山頂の大峰山寺山門到着です!

ダァーッ!

声には出しませんでしたが、心の中で思いっきり叫びましたね。

そして、



悲願の大峰山寺との邂逅を果たしたのでありました。

ここだけ平らかな場所で、伽藍は大きくて立派でした。

無事にここまでこれたことを感謝しながら、たった一人で、お祓いと心経を唱えました。

ただただ、ありがたかったのだよ。

社務所でお札とご朱印をいただいて、下山です。

下りは速い。

人生と同じで、落ちるのは楽。

でも、それも楽しんでしまおう。

とはいえ、すでに限界を超えた下半身での下りも、またしんどかったです。
(そして、たいそう危険でした)

上り3時間、下り2時間で、ついに登山口へ舞い戻ってまいりました。



心は満足感でいっぱいですが、体は燃えカスみたいになっていましたね。

でも、本当にうれしかったなぁ。

着替えをして亀太郎にまたがって、近くの洞川温泉(どろかわおんせん)の共同浴場に立ち寄りましてしばらく休憩のあたしでした。(この時点で12時過ぎ)



もう思い残しはありませんので、あとは帰るだけ。

一般道を通って針インターから名阪国道を通って再び伊勢湾岸、知多半島道路を経て、午後5時無事帰宅。

出迎えたももちゃんをナデナデして、振り返ってまた思う・・・あぁ・・・今日は何も食べていない。

見慣れた冷蔵庫からビールを取り出してグビグビ・・・

そのままゴロンとなりましたら、知らぬ間に寝ておりました。

こうして、一泊二日、850キロの大峯山ツーリングは、無事に終わりましたとさ。

めでたし、めでたし。

PS

明けて翌日。

どうにも体が痛くて、体全体がギシギシと言う。

肺の筋肉まで悲鳴をあげておりました。

一日ゴロゴロしてました。

今日、ようやく回復いたしました。

では、本日からのお盆行事を滞りなく執り行いたいと思います。

長々ご覧いただきまして、ありがとうございました。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする