ぴかの独り言 GooBLOG vol.1

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バアチャン 外泊

2010-08-07 11:34:00 | ノンジャンル
おはよ。

お盆前で何かとお仕事もいただいて、ありがたい豊坂屋です。

=仕立て屋さんへ・・・浴衣の仕立て、間に合わせてね、ペシペシ!(オシリを叩くムチの音)

とは言え、来週10日から店もお盆休みをいただいて、あたしはそれながらの予定を立てておりますの。

週間天気予報を眺めながら、念願の熊野の大峰山寺(世界遺産)へと登りたいと思うのでした。

まぁ、それはそれとして・・・

昨日からバアチャンが外泊です。

体は動かぬながら、相変わらず元気なバアチャンですが、いつまで元気でいるかはわからない。

そこであたしは提案をしたのです。

「バアチャン、一度ショートステイというのを体験してごらん?」

ご存知のように、介護の手段として、一時的に介護施設に泊まることができるのですね。

これまでは年に2ヶ月ほど、長野県のカケユ病院という所でお世話になっておりました。

湯治場となるほどのところでの長期のリハビリを主とした療養入院は、案ずる以上に当の本人が大変楽しみにしておりました。
(そしてそこは、日本中から申し込みがあるほどの賑わいをみせておりました)

ところが、一昨年から医療制度が変わって、そういう療養が出来なくなったのです。

実は、本人が楽しみにしていたと同じように、一緒に暮らすジイチャンも、2ヶ月の間バアチャンから開放されるのが楽しみだったみたい。

・・・その気持ちは、大変よくわかる。

夫婦の絆の問題ではなくて、体力的精神的な問題なのだね。

たぶん、介護従事者にとって、程度の差はあれ、24時間付きっ切りというのは大変厳しいのです。

そんなこんなを考えた上でのショートステイの提案でした。

止むに止まれずの場合はあるでしょうし、そのための手段だということは承知をしています。

でも、それがどういうものか?というのは、本人が体験してみないと判断は出来ません。

そこでの提案でした。

あたしの店から200メートルも離れていないところに、つい最近介護施設が出来ました。

それもある程度の安心材料だったとは思いますが、バアチャンは大乗り気!

いぐっ!と返事をして、昨日からとりあえず一泊の入所と相成りました。

今朝、一晩を一人で過ごしたジイチャンが言います・・・

「あぁ・・・楽だぁ・・・」

・・・

それは、命の尊厳とか、慈悲とか、愛とか、そんなものをひっくるめてのつぶやきだったと思います。

それが、当たり前の言葉だと思いました。

あたしも、一晩バアチャンをお世話していただいて、ありがたかったです。

今夜バアチャンは帰ってきます。

さて、バアチャンは、どうだったかな?


コメント
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