ぴかの独り言 GooBLOG vol.1

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1万年の旅路

2007-07-23 07:43:23 | ノンジャンル
おはよ。

今朝は矢勝川でのお散歩です。

穏やかな朝にふさわしく、穏やかにカモが泳いでおりました。



あたしもももちゃんも、穏やかに歩を進めました。


さて、昨日から読み始めたのが、ご存知F文庫の一冊で、

「1万年の旅路」 (ポーラ・アンダーウッド著 星川 淳訳)

というタイトルの500余ページに及ぶ大作です。

副題には、「ネイティブ・アメリカンの口承史」と書いてあります。

俗に言う「グレートジャーニー」の中でも、モンゴロイドがはるか昔、ベーリングを陸伝いに渡って、やがてアメリカのネイティブとなるのですが、その長い長い歴史とそこではぐくまれた知恵を、現在のネイティブアメリカンが口承伝として受け継ぎ、それを現代の言葉として一冊の本にまとめた・・・というものですね。

モンゴル辺りだと思われるところからお話は始まりまして、ある一族が、少しずつ北へ東へと向かう中で、困難に出会うたび、勇気と知恵を得るごとに小さな章として物語は展開していきます。

それぞれの場面で得た知恵は、まさに生きるための知恵であり、大きく言えば、すべてを活かす知恵だけが今も語り継がれているのでした。

一人だけの知恵は、いずれ消えてしまいますが、一族の子々孫々まで伝えられるように、彼らは歌として次の代へと歌い継いでゆくのでした。


本を読むのは早いと思うあたしですが、この知恵がなんとも味わい深くて、ついついしっかりと読んでしまいまして、昨日一日で、80ページほどしか読み進んでおりません。

でも、そういうご本にめぐり会うのも珍しく、大変楽しい時間を過ごしておりました。

そして、そんな知恵の言葉に出会うたびに、今のオノレの浅はかさと、次の代へ伝える事の大切さを思い知らされるのでした。


・・・今日のブログは、ちょっとマジメです。
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