こんにちは。
昨日の日曜日は、娘の授業参観日で、本日の学校は、その振り替えのお休みとなりました。
そのため、何もすることのない娘が、ヒマと体をもてあまし気味にしています。
見かねたあたくしは、「では、お部屋の掃除でもしませう」と、力強く言うのですが、一向に乗ってきません。
そんな娘を見ていて、おのれの小さかったころを思い出すのですた。
今でこそ、あたしはまめに掃除をするようになりましたが、娘や息子の年のころに、およそ部屋を片付けたなどということは、した記憶がありまへん。
それでも、母には口やかましく言われたのは覚えていまして、では、当時のあたしは、何をしたのかと言いますと、散らかっているものを、机の引き出しの中に放り込んで、とりあえず、目に入るゴミと呼ばれるべきものを、視界から消していたのでつね。
ところが、春のうららかなある日、それは起こったのですた。
部屋中に、小さな虫がモソモソといたのでございまつ。
それも、数え切れないくらい、無数に・・・
第一発見者の姉は、大騒ぎで家族に知らせたのでございまつ。
「大変だ~、大変だ~、狼がきたぁ~」
・・・ウソでつ。
が、それほど大仰に叫んだのでございまつね。
皆が部屋に集まって調べてみますと、それはたくさんのカマキリの赤ちゃんですた。
前の年の秋に、どこぞで拾ってきたカマキリの卵のついた枝を、無知なあたくしは、机の中に放り込んでいたのでつね。
で、春になり、卵からカマキリは無事にこの世に生れ落ちたのでございますた。
が、拾われたのがあたしだったという不運に見舞われ、あわれ、カマキリの子供たちは、姉たちにその尊い命を絶たれていったのでございますた。
カマキリの子供たち。
ごめんにょ~・・・