アメリカには、全人類を指導するだけの道徳・文化はない。あるのは、成長を持続する競争的な市場社会である。このアメリカの文化を導く力として、中国はそれなりの自負でとりくんできたが、中国人がアメリカに飲み込まれ、アメリカを中国色に染めることに失敗した。日本は、能動的にアメリカという単純に第一位を誇る存在にたいし、特別な工作も施策もしないで自然に振舞えば、アメリカはそれなりに日本色に染まってくる。アメリカとの同盟を選択するのか、あるいは、北東アジアとの親和を選択するのかという2者択一ではない。日本が、北東アジアで優位を保つには、GDP第一位と第三位との連携の強化が持続的に可能な、同時に、自然の流れである。日本人が、英語をマスターし、アメリカ人の足りない点を1000年かけて修正することで、中国、朝鮮半島に優位にたてる。そのためには、「私を売り、語る英語」脳力の育成と、同時に、日本語の能力検定の対象を日本人に対しても徹底することである。北日本放送KNBの番組の路線は、きちんとしたそのようなメッセージがある。これは、金沢のTVでは弱い。
最新の画像[もっと見る]
- 飽和の限界が読み取れる大学進学率 3ヶ月前
- いまさら聞けない孔子の話 9ヶ月前
- ウクライナ、この戦争のゴール 12ヶ月前
- 政治部記者から転落、フリーの芸能雑レポに成り果てた姿 1年前
- 歴史の分岐点:どうなるのかウクライナ戦争 1年前
- 中国はウクライナともロシアとも、親密な条約外交がある 3年前
- 「礼記(らいき)」は、クソ面白くないのか? 3年前
- 香港の猪の災難:動物愛護協会に看取られる 3年前
- 孔子の大同思想 3年前
- 荀子における君子と小人 4年前