心とほんとの会話屋さん

自身のうつ病経験を振り返り、悩み解決をサポートしてくれる本を紹介します。また、成長の気づきになる情報・言葉を発信します!

交通整理するために必要なこと

2017-06-02 19:48:49 | 高嶋さんへのメール
高嶋さん

 昨日は、貴重なお時間をいただき、一緒に飲みに行ってくれたこと感謝します。
 ありがとうございました。

 飲んでいる最中に言ってくれた
  『どうやったら、まっつんのように議論の交通整理ができるのか教えて欲しい』
 とのことに対して、何を意識しているのかを考えてみました。

 ”交通整理”という単語を耳にして、自分の思考が少し分解できてきました。
 議論に加わった際、最初にやるのは、各自の主張に耳を傾けること。
 その上で、誰から誰に対して、どんなメッセージを伝えているのか、議論の方向性(⇒)を頭の中で描いていることに気付きました。
 この⇒がぶつかり合う関係がある場合は、争点の本質に目を向け、人間として正しい観点で折衷案を見出すように心がけます。
 とはいえ、いきなり人間として何が正しいかと言っても抽象度が高いので、お客さまのためになるのか、会社のためになるのか、社会に貢献できているのか等々の観点で考えてみるくらいでいいと思います。
 注意したいのは、自分のためになる、自分が得をしたいから!という利己主義になっていないかということです。

 議論の方向性を明らかにすることに加え、メッセージの順番性にも目を向けていることにも気付きました。
 あまり気付かれていないようですが、あるメッセージが整理されると、芋づる式に整理できるメッセージって、意外と多いんですよね。
 同じ議論メンバが発しているメッセージだと関連付けできることが多いようですが、違う議論メンバが発しているメッセージと関連付けすることを意識すると、より交通整理はしやすくなるのです。

 きっと高嶋さんは、どうやったら違う議論メンバが発しているメッセージと関連付けできるのだろうか?と疑問を持たれると思います。
 これに対する唯一無二の方法は、まだ見つかっていません。
 が、松下幸之助さんがダム式経営を提唱された際に、中小企業の経営者が
 『ダム式経営が重要なのは分かるが、それができないから苦労している。どうやったらできるかを知りたい!』
 と迫ったそうです。
 その時、幸之助さんは
 『どうやったらできるかは、私にも分からない。が、ダム式経営をやりたいと思わなあきませんな』
 と回答されました。
 現時点、言えるのは、違う議論メンバが発しているメッセージと関連付けをしたい!と心から思うことなのかも知れません。

 歯切れの悪い内容で恐縮ですが、少しでも高嶋さんの気付きにつながれば幸いです。
 では、充実した週末をお過ごしくださいませ。

まっつん