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◆手っ取り早い生き方でなく

2016年11月13日 09時10分16秒 | 聖書

草が刈り取られ、若草が現われ、
山々の青草も集められると、
子羊はあなたに着物を着させ、
やぎは畑の代価となる。
やぎの乳は十分あって、
あなたの食物、あなたの家族の食物となり、
あなたの召使の女たちを養う。(箴言二七25―27)
リビングバイブルは、このところを実に簡潔に、こう訳しています。「牧草を刈り取り、二番草も取ったあと、山の草を集めなさい。そうすれば、子羊の毛も山羊の乳も十分に取れ、家族の生活には困りません。」遊牧時代の昔とはいえ、当時、この牧畜業以外にも金もうけの仕事はあったらしく、むしろそのほうが手っ取り早いと考えた多くの人が、牧場と羊をほったらかしにして、そちらにいこうとしたらしいのです。
もと牧場経営をしていて、今は牧師をしているフィリップ・ケラーさんの経験によれば、彼の隣の牧場経営者も、まさにそんな一人でした。怠けて働かずに金をもうけようとした彼は、牧場も羊もほったらかしていたので、たちまち牧場は赤茶け、羊たちは皮膚病にかかり、寄生虫にやられました。ケラーさんの緑の牧場にまぎれこんだ三頭の雌羊があまり青草を食べすぎてひっくりかえっているのをお隣へ連れていってやると、刀を出して三頭ともそこで殺してしまったそうです。その人は牧場経営もだめ、ほかの金もうけもだめでした。その人の人生は敗残敗北だったのです。その牧場は、ケラーさんの手に渡ったそうです。
神は私たちのよい羊飼いとして、どんなに手がかかっても私たち一人一人によく気をくばり、一つとして手を抜かず、すべての必要を備えて導き養っていることを思うと共に、私たちもまた、手っ取り早い生き方に色目を使わず、毎日、祈り、聖書を読み、なすべきことを一つ一つやりとげていく生き方をしたいと願うのです。急いで集めたものは、たちまちに散らされます。ゆっくりじっくり集めたものは、残るのです。
 

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