福者エウジェニ・スメット(み摂理のマリア)修道女
1825年-1871年
エウジェニは、フランス、リールの信仰深い家庭に生まれた。あるとき祈っていると「清めの教会の魂の救いのために神の道具になるように」との神からの促しを受けた。それ以来エウジェニは修道生活への望みを持ち、祈りと犠牲をもって時がくるのを待った。
そして「練獄の霊魂の会」という信心会を作り、1856年に「練獄援助修道会」(現在の「援助修道会」)を創立した。そして数名の同志とともに聖イグナチオの会則に従い「神の栄光と練獄の霊魂のために祈り、苦しみ、働く」ことを目的とし、パリの貧しい一室から活動をスタートした。病人の看護、キリスト教要理教育、施設などの事業へと会は発展していった。
同会は1935年に来日し、東京、広島、北九州などで、幼稚園、老人ホーム、寮、黙想の家を経営し、司牧、看護、教師、ケースワーカーなど、社会のただ中にあってその使命を果たしている。