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◆巡り歩いて良いわざをなし……。

2015年07月28日 17時09分25秒 | 聖書

(使徒一〇・三八)

ことばは短いが、これは主イエス・キリストの絶妙な縮図である。字数は少ないが、巨匠の表現である。このみことばは、ただ救い主に関してのみ、最も深く、最も広く、無条件に真理なのである。
「巡り歩いて良いわざをなし……」との記述から、主がご自身で直接良い働きをされたことは明らかである。福音書記者は、くり返して次のように告げる。――主はご自身の指で重い皮ふ病の人に触れられた。主は盲人の目に手を触れられた。「みことばを下さい」と遠くから求められても、たいていそのようにはされず、親しく病床を訪れていやされた。このことは私たちに、もし良いことをしたいと思うならば、自分自身でそれをなすべきことを学ばせる。自分の手で施しをなせ。親切なまなざしやことばは、その贈り物の価値をいっそう高めるであろう。あなたの友に、たましいについて語れ。あなたの愛の訴えは、多くのトラクトにはるかにまさる効果をもたらすであろう。
主は絶えず活動することで、良い働きをされた。それが主のとられた方法であった。主は、みもとに来る者に善をなさっただけでなく、あわれみを施すために「巡回」をされた。ユダヤ全土にわたって、主の喜びを目にしない村はほとんどなかった。このことは、多くの信仰告白者がぐずぐずして動かないで主に仕えているのを叱責するものであろう。私たちは心の腰に帯を締め、善をなしてうむことのないようにしよう。
次にこの聖句には、主が良い働きをするためには回り道もされたという意味がないであろうか。「巡り歩いて良いわざをなし……。」主は、危険や困難のためにちゅうちょされることは決してなかった。主は、恵みを施す目的を探し出された。私たちもそのようでなければならない。もし私たちの古い方法が役に立たないとしたら、新しい方法も試みなければならない。
主の忍耐と、その目的の一貫性もここに暗示されている。その問題を実際に応用することは次のみことばにまとめられている。「キリストも……その足跡に従うようにと、あなたがたに模範を残されました。」

 


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