ちょっと前の話になるが、日本人の男子大学生が3人で、サンフランシスコでレンタカーを借り、サンタクルズと言う街の辺りを走行中、待ち伏せしていたパトカーに留められた。
後続の車が、前を走っていた車から、再三たばこの吸い殻が捨てられるのを目撃していて、警察に通報されたのである。
停車を命じた理由は、「たばこの吸殻を2度に渡り、外に投げ捨てた」ことだった。
すんなり罪を認めて、罰金500ドル(当時は10万円近く)を払えばよかったのだが、言葉の問題か、何らかのクレイムを申し立てたのか、結局、日本語の法廷通訳が来るまで待たされた。
何やかやで時間がかかり、調書を取られて、丸1日拘束されてしまった。
罰金を払っただけでなく、拘置所に入れられて、本人たちにとっては、「全くの災難だった?」のである。
街道沿いに、よく、「 NO LITTERING: $ 500 FINE 」とか書いたサインがある。つまりゴミのポイ捨ては罰金500ドルということである。
これなども「一種のカルチャーショック」であろう。
一歩国を出れば、もうそこは日本ではない。
日本では問題にならないことも、外国では、しばしば大きな問題に発展することがある。
ある国で、軍事基地の上空を飛行中、機内アナウンスで、シェードを下げること、写真撮影は出来ないとアナウンスがあった。
そんなことも知らずか、シェードを開けていた日本人が偶々膝の上にカメラを乗せていたため、機内で拘束された話を聞いたことがある。
到着後、別室に連れて行かれ、取り調べを受けてしまったのである。
トシ自身、カリフォーニアを走行中、ポリスカー(パトロールカー)が、サイレンを鳴らしながら急接近してきて、右肩に寄るように、そして停車するようにと指示されたことがあった。
車の屋根にランプが点滅していて、明らかに警察の車のようだった。
2人の警官が降りて来て、一人の女性の警官が車に近づいてきた。
ドアのガラスを下げるようにと指示された。
もう一人の男性警官は、腰のピストルに手をあてて、前にいる女性警官を後方で支援する形で、状況を見守っていた。
「なぜだろう?」と、停車を命じられたのが理解できなくて、それでも、警官の指示に従って、いく分動転していたのか、ガラスを下げるのでなく、ドアを開けようとすると、急に大声で、「 Don't! 」と言って腰の拳銃に手をあてたのである。
こっちの方がびっくりしてしまった。
「 Put your hands on wheel! 」 (両手をハンドルの上に出して!)とか言ったように聞こえた。
アメリカのこと、指示通りにしなければ、いつ何時拳銃で撃たれるかもしれないのだ。
何で留められたのかを聞いたら、あなたの車は、ライトが点いていない!と言われた。
免許証の提示を求められたので「国際免許証」を差し出すと、「ああ、日本人ですか?」
いつの間にか、夜になっていて、暗闇を走っていたのに、前後の車の明るさで、不自由なく運転していて、すっかりライトをつけるのを忘れていたのである。
その時は、全く問題なく、「グッドラック!」と言われて、手を振って別れた。
昔、ヨーロッパの国で、日本人が入国の際、正露丸をもっていた。
強烈なクレオソートのにおいを不審に思ったのだろう。説明を求められたが、言葉がわからなくて、一時拘束された人のことを聞いたことがある。
腹薬であることが判明するまでに、あちこちに電話をしたりして、かなり時間がかかったということである。
一歩、日本を出ると、そこは外国である。
自分たちには、常識と思っていたものが、全くそうでないことがある。
大勢日本人が押しかけるハワイも外国である。
気軽く行ける所として人気があるが、パーティで日本領事館の人と話す機会があったが、日本人が巻き込まれる事件は、実に多いようだ。
ほとんどが、日本人の場合、被害者の立場と言うことであったが、加害者、犯罪者になる場合も多いのである。
悪質なものは、ハワイのテレビニュースでも報じられたが、ロックされた別荘に無断で入り、寝泊まりしていた日本人が捕まったことがある。
ハワイの別荘は、一年中誰かが住んでいるわけではない。
空いた別荘に無断で入って、そこで寝泊まりしながら、サーフイングに興じていた若者がいたのである。
日本人が被害者なのだが、店に、偶々買い物に来ていた日本人二人が、強盗に襲われたことがある。
拳銃で威嚇されて、他の客は、両手を挙げ地面に伏したのだが、そんな時にどうすればいいのか分からない日本人は、他のお客と同じような行動をとらなかった。
強盗は、立ったまま向き合う形になった日本人を、反抗すると思ったのか、二人を撃ってしまったのである。
この二人は、可哀想に、長い間ハワイの病院に入院していたが、一人の方は、亡くなったと聞いた。
許せません。すご~く腹が立ちます。
でも、言葉が分からなくて、大変な事になるケースは多いですね。
悲しい事もたびたびおきますね。
フリーズが分からなくて、手を上げず撃たれたホームステイ?の男の子がいましたね。
裁判になったから、御両親が気の毒でした。
ハロウィンで楽しくやっていたのにね・・・。
やはり私は、ツアーですかしら・・・。
アメリカ人でも、信じられないと言っていました。まだ若い青年なのに!
環境が違うところに行って、言葉の行き違いなどで、たとえばタクシーに乗る場合でも、トラブルがおこったり、地下鉄に乗っても、反対の方向に行ってしまったり、大変です。
ある程度調べておかなければなりませんね。
でも、言葉の壁で言われていることがわからないのですから
大変なことへと発展してしまうケースも少なくないことでしょう。
ハワイでタバコを吸えないスモーカーたちは大変のようです。
ホテルの室内も禁止なんてかわいそうでした。
パーティに呼ばれて行ってみても、どの家にも灰皿を置いていないし、やって来る人たちも、たばこは吸えないと思っているようです。
まして、言葉が通じないことで誤解が生じたり・・・
海外生活をenjoyするのは幾つもの問題点があるようで
私にはハードルが高いかも・・・。
団体ツアーで旅行くらいじゃないと無理なようです。
つい日本の習慣が出てしまいます。
よその国に行くと、注意しなくてはならないことがたくさんあります。
旅慣れた人は、旅行中は、あまり着飾ったりしないという人がいます。
気後れするのは、よくないですが、気をつけることは、大切です。