マディと愛犬ユーリ、親友のクリスティ、それにハワイのこと

ハワイに住んでいたころ、マディという女の子が近所に住んでいて、犬のユーリを連れて遊びに来ていた。

" Don'ts in Hawaii " (ハワイでしてはいけないこと)

2011-08-13 08:04:18 | 日記

 

 カラカウア通りをバスに乗って走行中、窓の外を見ていた。
 歩道を歩いている人たちの間をを縫うように走行する自転車の群れがあった。
 おそらく日本人の若者で、乗っていたのは、レンタサイクルだろう。
 追い越された通行人たちは、唖然とした表情で、去っていった自転車の方向を見ていた。
 ハワイでは、歩道を自転車で走るのは禁止されているが、そのことを知らないのだろう。案の定、いくつかのバス停を過ぎたあたりで、警官に留められた彼らの姿が見えた。女性も2人いた。

 日本で問題ないことでも、ハワイでは、法律に触れることが多々ある。
 領事館の人によると、日本人観光客が、ビーチでアルコール類を飲んでいて捕まることが多いようである。
 別に、ハワイまで来て法を犯すつもりは無いのだが、日本では海水浴に行って、寛いだ気分でビールなど飲む風景は容易に見ることがある。
 しかし、ハワイでは、公的な場所での飲酒は禁止である。
 見つけた警官は、「知りませんでした」と言っても、必ず拘束する。外国人だからと言って、許す訳に行かないのである。
 「今度だけは許してあげるから、以後は、気をつけて下さい」のように日本的なセリフは言わない。
 不正現場を見た警官は、法に副っての手続きが必要である。それを、何らかの形で見逃すと、警官本人の責任になる。それを看過すると、警官自身が、職務上の義務を放棄したことになり、処罰の対象になってくるのである。

 初めてアメリカのペンシルバニアに行ったとき、バーなどに友だちと繰り出すと、入り口にちょっと怖いおじさんが必ずいた。 学生たちにIDの提示を求めるのである。
 飲酒は、21歳以下の人は禁止されている。「ボトルショップ」で購入する場合も、21歳以上の人でないと買うことはできない。怪しいとみたら、必ず「写真付きのID」( photo ID )の提示を求める。店の方も神経質なのは、違反すると営業停止になってしまうからである。
 一度など、アメリカ人学生から身分証明を貸してくれ、と言われたことがある。
 写真の顔は、日本人と白人では明らかに違うと思うのだが、それでもいいと彼は言う。
 バーの入り口の薄暗ヤミでは、写真の顔は見分けがつかなくて、おじさんの関心は、年齢であって写真など見ないというのである。これには、びっくりしてしまった。
 最近は、アメリカでも、飲酒運転の取り締まりが厳しくて、車の中に、フタが空いたビール缶があるだけで、飲酒運転違反の対象とになり拘束されるのである。
 運転者が飲んでいなくても、同乗している人が、飲んでいれば、飲酒運転違反になる。もし、21歳以下の若者が乗っていれば、さらに大変なことになる。

 近年、タバコを吸う場所がなくなってきた。
 以前は、ツアーリーダーが、日本人団体のために、レストランの一角に喫煙場所を確保したりしていたが、この風景を見たアメリカ人の間で問題になった。
 公の場所では、まず吸えないと覚悟をした方がいい。
 道路上、駐車場、ショッピングセンターなど何処に行ってもまず吸うことが出来ないようになっている。
 辛うじて、ホテルのバーやクラブでは、吸うことができるようである。
 大観衆が集まる、フットボール場や野球場なども禁止になった。
 以前、JALの国際便で、喫煙が許されていた時期があって、アメリカ国内に飛行機が入ると、「禁煙サイン」が出て、タバコを吸うことができなるといった、ちょっと歪な決まりがあった。
 やはりというか、外国人のクレームなどから、全面禁煙になってしまった。
 ハワイのワイキキに免税店がある。
 免税店と言っても、訪れる人たちは、ほとんど日本人であるが、この店の中庭に面したところに「スターバックス」がある。
 おそらく日本人のためだろうが、ここではタバコを吸うことができるということで、わざわざやってきて吸っているそうである。
 世界的に、タバコひと箱が10ドルの時代だそうである。
 日本では、それに比べるとかなり安い。元の値段がそうであるのでなく、ほとんどが税金である。
 税金を高くすることで、結果的に「禁煙運動」を広げようとしているのである。
 アメリカのたばこ会社は、「受動喫煙」などで、訴えられていて、もはや、たばこ生産のインセンティヴは下がるばかりである。タバコだけを生産しても、会社を存続できないのである。
 タバコを自国ではなく、途上国に輸出したり、多面的な経営に切り替えたりしているようだ。