続「とのむら通信」ブログ版

前島本町議会議員・外村敏一(平成29年4月29日付けで引退)
日々の思いや議会傍聴の感想など引き続きお伝えします。

トランプに振り回されるのはもう終わりにしよう

2017年02月03日 | 日々の思い


先月から連日の如くトランプ氏の発言やツイッターにメディアも我々も右往左往させられて2月になった。
いつまでこんなトリッキーな大統領の一挙手一投足に過剰反応したり落胆させられたりするのでしょうか。
痩せても枯れてもアメリカが現状世界一の大国であることには変わりない。しかし世界の政治家トップも
もうそろそろ静観して少しの間放っておくぐらいの対応を見せればよいのではないか。

それにしても気になるのは諸外国はどうであるか別にしても、アジアの大国日本、そしてアメリカの最も
信頼されるべき同盟国である日本が何故にこうも相手の動きに気を遣う必要があるのか。正に属国の様に
見えて仕方がない。もっと堂々とお互いが独立国として相手の言い分も聞くが、こちらの主張もきちんと
主張すべきは主張して対等の外交交渉を展開すべきである。

今迄の流れを見ていると、異端児トランプのご機嫌を取ることばかりに執着し、挙句の果てには日本国民の
虎の子の年金資産(GPIF)までアメリカの為に投資するという話まで出てくる始末である。安倍総理は
年金資産はあくまでもGPIFの意志によって運用されるので政府が手を付けることはないと国会答弁して
いたが、そんな話が出ること自体政府関係者の中で考えられている証拠であろう。

とにかく日本政府も高官も主要企業トップもアメリカ即ちトランプの機嫌を損なわないようにあらゆる手土産
的な話を提供している姿はあまりにも情けなく滑稽である。逆にトランプ氏は一体最重要の同盟国である日本に
どんな恩恵を施してくれると言うのか。攻められるばかりでは駄目だ。交渉事ならイーブン、ウインウインの関係
でなければ真の同盟関係は構築できないし長くは続かない。企業のトップはある程度トランプのご機嫌取りに動か
ざるを得ないとは思うが、同じように一国の総理がお付き合いする必要はない。外相、防衛相など政治家や高官には
もっと毅然としたしたたかな外交戦略で臨んでもらいたい。借金大国である日本には今までのようにお人良しの大判
振る舞いが出来る状況にはないことを自覚して我々日本国民の国益を死守する覚悟でやって貰いたい。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。