今朝の多摩川の散歩は、風が萌えておりました。
緑の草が、朝の風にサワサワァーッと揺れて波打ってるのは、爽快です。
これぞ、草原の海・・!!
舞の海・・・(相撲取りやがな!引退しとるがな!!)
そんな多摩川の外野グラウンドで、ある高校生くらいの男の子が、なにやら必死に探しておりました。
気になったので、「どうしたの~?なんか落とした??」と聞くと、
なんと、昨日の夜に部屋の鍵を落として、朝早くに探しに来てるのだと言う。
困ったことに、部屋には入れなかったようだ・・。
はあ~~、じゃあ、一緒に探してやっか!って事で捜したのだった。
途中から、少年のお兄さんらしき人も来て、3人で、草を分け分け捜してた・・・。
そうしたら、例の雅楽の笛が、対岸から聞こえてきたではないか!!
しかし、今日は、その幽玄の笛にひたっている場合ではなかった。
笛の音は、いつしか、ほどよいBGMと化して、意識は目に集中!!
足元には、クローバーが生い茂っている。これは、なかなか大変だ。
約30~40分くらいだったが、結局、鍵は出てこなかった。
俺は、野球でも、なくなったボールを捜すのは「名人級」と自負してるのだが、
なんとも残念な結果に終わってしまった。悔しい。
少年は「ありがとうございました~」と礼を言っていたが、
俺は「いや~、俺も、夕方に鍵をなくしたことがあってさ、朝方見つけたんだよ~」と、自分の経験を話した。
あの時も、犬と散歩中だった知らない奥様方2人が、
真っ暗な中を、30分以上、一緒に捜してくださった。
それが、すごく有難いと思ったし、さりげない思いやりが嬉しかったのだった。
だから、自分も、そういう人間でありたい。そう思っていたのだった。
「じゃあ・・」と言って、俺は、その場を去ったが、意外に疲れた。
野球の内野ぐらいの場所を、ずっと、ぐるぐる歩き回って、けっこうな距離になったようだ。
下ばかり向いてたので、首と肩も、けっこう凝ってしまった。
それにしても、志(こころざし)はあっても、お役に立てないというのは、まことに歯がゆい。
少年よ、今度は、大事な鍵には鈴などつけような!!(俺みたいに)
大事なものは、なくして初めてわかるんだよなあ~。
まあ、それが、人生というものかもしれない。
夏といえば、海、カキ氷、スイカ、風鈴・・・ビキニのお姉さんと、僕も、待ち遠しいです。^^
余談ですが、足元に、小さい扇風器を起きました。これはイイ!!
吹き抜ける風の音。
なびきそよぐ草の音。
軽やかに続く川の音。
全てに耳を澄ませば…それだけで満たされそうですね♪
誰もいないマウンドで、セットポジション。
すると、周りを10羽くらいのハトに囲まれてしまいました。
いつもパンやってるので、寄ってくるんですね。
ユーミンの「あの日に帰りたい」の歌詞です。
少年は、鍵を無くしましたが、
僕は、10代をとっくの昔になくしてしまいました・・(笑)。
これで、風の草原にたたずむのが、僕じゃなくて、どこぞの美人だったら、もっと良かったんでしょうが・・まっいっか。(笑)
何ぃーーーーーーーー、この草原っ♪
うん、うん、泳ぎたいっ♪さわさわしたいっ♪
草の匂いとか、すっごいむせるくらいなんでしょうかねぇ~♪
スッテキぃー♪
飛び込んで泳ぐマネをしてみたいです。
この場所で雅楽の笛の音が聞こえて来るなんて、
なんてロマンチックなんでしょう!
素敵!最高ですねっ!
う~ん、そんな『風』のように爽やかなお方ですな、トリトンさんは!(^^)
人に優しく自分に優しく、皆オッケー牧場ですな~