疾風の如く!

美人画と弓道に生きる日々。

必殺「ひきにくそば」

2006年03月04日 | Weblog
ご近所に、最近出来たラーメン屋に、まだ入ったことがなかったのではいってみた。

夜8時ごろ、どこでもよかったのだが、通りすがりにふと目に付いたのだ。

なにやらメニューの中で「ひきにくそば」というのが売りらしいので注文してみた。


店主は1人。もうじき初老かと思えるオヤジさんが忙しげに料理を作り、

狭い店内では、チャーハンなどをたのんだ中年夫婦が、ベラベラと他愛ない話をしていた。

テレビでは、清原がどうとかやっていて、日本対中国戦で、日本が大勝したというニュースが流れていた・・。

まあ、中国が相手なら勝つよな・・などと眺めていた・・。



さて、しばらくして「ひきにくそば」が出てきたのだが、それを見て、俺は思わず目が点になった。

なんと生卵が真ん中にかけてあるではないか!!

今時、ラーメンに生卵をかけて出してくるラーメン屋は、稀有(けう)に等しい。

「どういうつもりだ、オヤジ!?」と内心疑問に思ったが、まあ、食べてみれば判る事だ。


イマイチ新鮮味がなさそうな卵だったが、「ミンチ」を中華風に炒めたものが麺の上にかけられていて、

それをグルグルとかきまぜて、ズルル~っと食べて見ると、これが案外美味しかった。

ベースはしょうゆ味の安っぽい中華風のラーメンだったが決して悪くはない。

オヤジがお勧めのオリジナルラーメン(500円)にしては、「あらら?」といけてる味だった。


もちろん、味の深みはない。

手の込んだ料理は、ああいう大衆食堂では期待してはならない。

だけど、安いなら安いなりに、庶民が納得して食える料理というものはあるものだ。

だから、きっと、あれはあれでいいいのだろう。


食べ終わる頃には、お客が込んできて、店は7人でカウンターがいっぱいになって、

俺は、「ごちそうさま(オヤジ、まあまあだったよ)」とそこそこ満足して店を出たのだった。

生卵には驚いたが、それなりにオリジナルを追及したオヤジの「心意気」に一票を入れるとしよう。


他のお客をちらりと見たが、6人はそれぞれにカップルで、その時間帯、どうやら俺だけが単独の客だったようだ。

外の風はまだ寒かった・・。俺は、1人、冬の夜空を見上げながら帰途についた・・。



TVでは、今、映画「続・個人教授」をやっている・・。

学生が、年上の尼さんと恋に落ちるという艶っぽい濡れた話だ。

「禁断の恋」というわけだが、俺も、こういう恋でもしてみたいと思う今日この頃・・(笑)。


・・で、今夜のブログで、なにが言いたいかと言えば、

「長い人生、道を極めんと精進するのもいいが、時には、わき道に咲く花を愛でるゆとりも必要だ」ということだ。


ただし、俺の場合、美しい花じゃなく、今日は「ひきにくそば」を食べてるわけだが・・・。




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3 コメント

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生卵入りラーメン (フジ)
2006-03-04 21:40:25
地方では定番で(徳島ラーメン?)昔からあるメニューのひとつです。(というかその地方では当たり前)岡山・香川ではレモン・生卵を加えたラーメンがあるという。

決して稀な訳ではないようだけど、東京ではめずらしいですね。
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うげっ。 (トリトン)
2006-03-05 00:09:25
地方では、アリなのか。

そっか~~。



でもびっくりしたよ。

「えぐい」っていうの?

自分で入れるのはいいけどさ。最初からってのはね。

東京じゃ初めてだったもんな。



ふうちゃんも今度行ってみる?

(^○^)/



返信する
そういえばチキンラーメンの宣伝は (フジ)
2006-03-05 19:40:22
卵入れてたね。自分で入れるのは良いのかもしんないね。

近所の最近出来たラーメン屋?どこだかいまいちわかんないけどいってみたい気がする。

逆に行った事があるかもしれない。
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