ディズニー映画「ポカホンタス」を観たら、案外良かった。
絵は、いまひとつだけど、内容がとてもいい。
そこには、侵略者とそれにあがなう者たちとの普遍的なテーマがあった。
武力によって強引に支配しようとする者はいつの時代でもおり、
そこから生まれる戦いは、憎しみを生むだけで、何も解決することはできない。
互いが歩み寄り、共生していくことに道がある。
映画「ポカホンタス」には、アニメを超えた深いメッセージ性があった。
その意味で、とてもいい映画だと思ったのだった。
現代では、中国はウイグルを、ロシアはウルグアイを力で押えつけ支配しようとしている。
武力で弱者をなんとかしようというのは、力を持つ者の驕りである。
結局は、心までは支配できないので、最後の最後にひっくり返されるのだ。
中国の習近平も、ロシアのプーチンも、とてもとても愚かな事をしている。
それで、もし、ウルグアイが、存続していくに足る国ならば、
そこに英雄が現れるか、国際世論が必ず助け船を出す筈だ。
それは、かつて、イギリスによってフランスが侵略され、滅亡寸前となった時に、
ジャンヌ・ダルクが現れてフランスの危機を救ったのと同じであり、
日本で言えば、幕末に、坂本竜馬や維新の志士が現れて、
欧米諸国から、植民地化されようとする日本を救ったのと同じなのだ。
自国に英雄が出ないのであれば、世界が弱小国を守り救い出すべきだと・・・。
・・・って、いろんなことを考えさせられてしまった。
ディズニー映画「ポカホンタス」。絵はイマイチだけど、内容が良しで80点です。