疾風の如く!

美人画と弓道に生きる日々。

巻藁(まきわら)

2009年03月18日 | Weblog




道場の隅で、巻藁に向かって引いた。

弓に矢をつがえて引くのは、本当に10年ぶり。


ちょっと怖かった。

素引きとは、まるで違う緊張感がある・・。





今夜は、これから通うことになる弓道場に行って来た。 

総勢115名いるそうだが、だいたい20~30名が参加されている。


世田谷区のその道場は、週6日のうち、自分がやりたい曜日に参加できる。

俺はだいたい、水曜か木曜、あとは週末参加になるだろう。



ご高齢で白髪の会長さんが、目の前で、巻藁に向かい引かれていたが、

「さすがに、6段だな~」と思う冴えを見せておられた。

修練された弓引きの射だ。

弓の冴えというのは、「離れ」に表れるが、たいしたもんだ。



俺は、10年ぶりなので、びびりながらも、10射くらいは引いたが、

とても、的前に立つ気はなかった(笑)。

まずは、自分の射形を整えなければいけない。

その自分の前で、会長さんが、冴えた射をビリビリ引いておられたのだ・・。ひゃーー。




稽古の後、みなさんの前で自己紹介したが、なにも考えていなかったので、

「10年ぶりで、全部忘れてますので、初心から始めたいと思います。よろしくお願いします」

・・という言葉が口から出た。


「初心」・・・まさにそういう気持ちだ。かっちょいいー(笑)



弓を引いた後は、爽快だ。久し振りだ。

心が奇麗に澄んでいる。

武道というのは、そういう爽快感がある。

スポーツの爽快感とは、また別の充足感が味わえる。気が冴える。



さあ、また、俺の弓道修行が始まるんだな!!





コメント
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