疾風の如く!

美人画と弓道に生きる日々。

「バッテリー」 あさのあつこ

2008年02月12日 | Weblog




「バッテリー」を読み始めた。

人気を博して、すでに映画化もされているが、まあ、読んでみた。


物語は、野球大好きの中学生(速球投手)、巧が、父の田舎に転向していく所から始まる。

巧の家族は、おじいちゃんの家に住まうことになるのだが、

このおじいちゃんが、根っからの野球人で、高校野球部の監督までやっていた人物。

そこから、豪という豪腕キャッチャーとか出てきて、なかなかにおもしろい。



部分的に、軟式のボールをC号とか言ったり
(野球やる奴は、普通「C球」と呼ぶ)、

野球のピッチングの体の動きの表現に疑問を感じた
(ピッチャーの経験がないんだろね)が、

そういう細かい点以外は、きちんとしたドラマがあって、凄く好感が持てた。


これから、どんな世界を見せてくれるか楽しみだ。

最近は、めったに読まなくなった小説だが、久しぶりに興味が湧いた1冊です。


ちなみに、主人公の巧は、「俺様」タイプのプライドの高いキャラで、

どこか「のだめカンタービレ」の千秋に通じるものがある。

これは、いわゆる、女性の視点から見た王子様なのだろうと思う。


そういや、「大きく振りかぶって」も女性の漫画家だが、

「バッテリー」も、女性の小説家(児童文学作家)である。

最近は、本格派の野球ものを、女性が書くんだよね。

そういう時代なのかなあ・・・。



PS/ああ~~~~野球やりてえ~~!!キャッチボールがしてえ~~!!




コメント (2)
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