「バッテリー」を読み始めた。
人気を博して、すでに映画化もされているが、まあ、読んでみた。
物語は、野球大好きの中学生(速球投手)、巧が、父の田舎に転向していく所から始まる。
巧の家族は、おじいちゃんの家に住まうことになるのだが、
このおじいちゃんが、根っからの野球人で、高校野球部の監督までやっていた人物。
そこから、豪という豪腕キャッチャーとか出てきて、なかなかにおもしろい。
部分的に、軟式のボールをC号とか言ったり
(野球やる奴は、普通「C球」と呼ぶ)、
野球のピッチングの体の動きの表現に疑問を感じた
(ピッチャーの経験がないんだろね)が、
そういう細かい点以外は、きちんとしたドラマがあって、凄く好感が持てた。
これから、どんな世界を見せてくれるか楽しみだ。
最近は、めったに読まなくなった小説だが、久しぶりに興味が湧いた1冊です。
ちなみに、主人公の巧は、「俺様」タイプのプライドの高いキャラで、
どこか「のだめカンタービレ」の千秋に通じるものがある。
これは、いわゆる、女性の視点から見た王子様なのだろうと思う。
そういや、「大きく振りかぶって」も女性の漫画家だが、
「バッテリー」も、女性の小説家(児童文学作家)である。
最近は、本格派の野球ものを、女性が書くんだよね。
そういう時代なのかなあ・・・。
PS/ああ~~~~野球やりてえ~~!!キャッチボールがしてえ~~!!