疾風の如く!

美人画と弓道に生きる日々。

どんげかせんといかん!

2008年02月04日 | Weblog




なにやら、いい年こいて、ホームシックにかかってしまったのかな・・。

ひたすら、故郷が、悲しいほどに恋しいのだが・・・・。困ったな。



写真は、うちの近所の山々です。山が青いです。

神秘的なほどに青い山々・・。

宮崎県の中でも、西都市は、古墳がそこら中にあり、

古事記にある神話や伝説がごろごろしてる土地です。



わりと年の近い親戚のNちゃんに、田舎の堤防を歩いて会いに行ったんですが、

向こうから自転車に乗ったおっさんがやってくると思ったら、Nちゃんでした(笑)

向こうは向こうで、「なんじゃろな?写真なんか撮っちょる珍しい人がおるが~」とか思っていたそうな・・。



Nちゃんとは、子供のころからの仲良しで、正月になると必ず宴があって、

親戚中からお年玉をもらって、近所のみんなと遊んでました。

Nちゃんは、一言で言うと、純朴そのものの宮崎県人です。


都会には絶対に存在しないタイプの、完全無欠の純朴な田舎の人間です。

まあ、約10年ぶりでしたが、お互い、なにやら年を重ねてしまった感がある。



いろいろ話をしたけど、専業農家は大変だと知りました。

最近は、異常気象による大雨で、洪水が起きて、いっぺんに収穫がゼロになり、

干ばつも重なって、かなりの借金もあるとのこと・・・本当に胸が痛む思いがします。

自分が金持ちならば、全部、肩代わりしてあげたいくらいです。



なんででしょう・・・!?

農業が好きで、純真な気持ちで、一心に農業に打ち込んでいる後継者たちが、

なぜ、莫大な借金を背負わねばならないのでしょうか・・・。

弟がJA(農協)の人間なので、この問題を聞いてみましたが、

それなりに対策は考えているものの、遅々として進まないそうです。



これからの農業は、個人でやっていては絶対にダメで、

JAが、土地を借り受けて、会社経営のような形でやらなければ、乗り切れません。

もう、そういう時代に変わってきているんですね。

早く転換しなければ、地方の農業は廃れるばかりです。



東国原知事は、宮崎の都城弁で「どげんかせんといかん」と言いましたが、

俺は、西都市の言い方で「どんげかせんといかん!!」と思っています。


この青き山々の麓では、農家がそういった深刻な問題を抱えているのです。


コメント
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