なんでもカンでも自社やグループ内でという閉鎖的な考え方が変化してきているようです。大手企業でも、積極的に異分野企業と提携しようとする動きが見られます。
以下CNETJapanより引用
2007年上半期、世界的な話題をさらった携帯電話の1つとして、LG電子がファッションブランドのPRADAと手を組んで開発した「プラダ携帯」が挙げられる。このように企業や商品イメージにより強力なブランド価値を付加するため、他社や有名人などと手を組むことが結構多い。プラダ携帯は3月から欧州各国で、5月からはアジア各国で販売が開始され、現在は韓国でも購入できる。
Samsung電子ではBMW以外にトヨタ自動車の高級車ブランド「レクサス」とも提携したマーケティングを行っている。同社の家電ブランド「HAUZEN」のドラム型洗濯機を、レクサスの展示場に陳列してPRを行うというもの。レクサスは走行時にエンジン音などが小さいことから、韓国では「静かな図書館」と呼ばれる。一方Samsung電子のHAUZENのドラム型洗濯機は、ドラムの前後に挿入されたボールが均衡を維持し、洗濯物の重さでドラムが傾いて生じる振動や騒音を大幅に減らす「Ball Balance」技術を適用した低騒音洗濯機だ。さらにHAUZENドラム型洗濯機は、黒地に金の花や鳥をあしらった高級感あふれるデザインも特徴となっている。こうした静けさと高級感とを強調した商品コンセプトが、両者のマーケティング意図が一致する点であったようだ。
私も関わっております、経済産業省の「新連携支援事業」は中小企業の異分野連携によって新たなマーケットを生み出そうとする施策。
補助金3000万円や低利融資だけではなく、専門家によるフォローアップサポートが最長5年間も受けられるメリットがある。
<新連携支援近畿戦略会議事務局>
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