銀右衛門文庫の経済動向

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7月30日

2013-07-30 | 経済動向
東京市場は下げ渋る展開か。企業決算に対する市場のネガティブな反応で投資家心理が萎縮するなか、序盤は米株の下げを受けて売り優勢が予想される。一方、6 月のもみ合い水準に達した主力株は多く、売り一巡後はいったん買い戻しが意識されそう。
株価の下げ渋りと連動してドル円は雲下限水準から円高一服ムードが強まる公算が大きく、日米金利差を背景にドル買い→株先買いの流れが後半にかけて予想される。ただ、米FOMCや週末発表の米雇用統計を前に実需の押し目買いはなく、上値も限定的にとどまるだろう。決算発表銘柄に対する反応がどの時点で変化するかを見極める局面だ。

日経平均の予想レンジは13430円-13650円。

足元は基調に変化が生じやすく、13500円前後で下げ止まるかが注目される。直近高値から「三空叩き込みに買い向かえ」を多少は意識したい。週足の一目均衡表上の転換線(13684円)、基準線(13494円)あたりまで下げが続く可能性はあるが、週間の終値ベースでは下ヒゲとなるイメージも重要である。6月に何度もサポートとして意識された100日線なども、現在13540円処を推移しており、あすにかけては売り一巡後の動きに注目したい。基調に変化が生じやすいのは、7/30-31、8/9-12、8/22となる。

29日のダウ平均は前日比36.86ドル安の15521.97ドルで終了。週半ばにFOMCを控えるなか買い材料に乏しく、一時は76.56ドル安まで下落した。一方、米当局による金融緩和政策が継続されるとの期待を背景に押し目買い意欲も引き続き旺盛だった。
 
NASDAQは前日比14.03ポイント安、S&P500は6.32ポイント安で終了。円建てのCME225先物は昨日の大証日中終値と比べ80円安の13520円、ドル建ては45円安の13555円で終えた。