銀右衛門文庫の経済動向

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7月19日

2013-07-19 | 経済動向
東京市場は上値を試す展開が予想される。円安定着への安心感や米主要指数の高値更新を好感し買い戻しが優勢か。7/21の参院選挙では改善傾向の経済を背景に、自民党が予想以上に議席を獲得できそうなムードであり、来週の相場上昇を見越した買い物なども入る公算が大きい。需給面などで選別される可能性はあるが、三井住友FG(8316)を中心とした銀行株や通信株がけん引。日経平均の上昇で円売り圧力が一段と強まる場面では、出遅れ感のある輸出株を買う流れにつながりそう。原油価格の上昇を背景に大手商社株なども連想で上値を伸ばす展開が予想される。

日経平均の予想レンジは14950円-15200円。

一目均衡表上では三役好転という強気の局面が続いている。上方には主要な株価の節目はなく、この流れが5/22の高値更新につながるかが当面の焦点となる。一方、6/13安値から「26(基本数値)」日が経過する。大幅続伸となるケースなどは、目先は上げ一服となる公算も。現在、25日線からのプラスかい離は8.0%であり、5/22高値時の10.0%程度が上値の目安とも考えられる。 短期的な上値メドは、14800円処、15245円、15432円処など。主要な下値メドは、転換線(14448円)や抵抗帯(13874円~13621円)、25日線(13710円)、基準線(13621円)など。基調に変化が生じやすいのは、7/23-24、30-31、8/9-12、8/22となる。

18日のNY株式市場は続伸。ダウ平均は前日比78.02ドル高の15548.54ドルで終了した。17日に発表したIBMの決算や、モルガン・スタンレーの決算内容が好感された。上院の議会証言でバーナンキFRB議長は前日の内容をおおむね踏襲し、9月緩和縮小を占うのは時期尚早としたほか、当局による資産買い入れ政策の終了と金融引き締め開始の期間には十分なタイムラグがあると強調したことも買い安心感を誘った。
 
NASDAQは前日比1.28ポイント高、S&P500は8.46ポイント高で終了。円建てのCME225先物は昨晩の大証日中終値と比べ165円高の14965円、ドル建ては240円高の15040円で終えた。