銀右衛門文庫の経済動向

昨今の経済動向をピックアップします



勧誘や営利目的ではありません
あくまで個人の趣向の範囲とご理解下さい

7月20日

2017-07-20 | 経済動向
円高は重しもグローバル株高を好感して堅調か
 
東京市場は堅調か。欧米株はそろって上昇。米国株は主要3指数がそろって史上最高値を更新しており、世界的にリスク・オンムードが強まっている。ドル円は足元111円80銭近辺での推移。CME225先物は大証日中終値と比べて5円高の20015円、ドル建てが25円高の20035円で取引を終えた。

ドル円の112円台割れは日本株にとっては上値を抑える要因にはなる。また、日銀金融政策決定会合の結果発表があることから、特に前場は動きづらい地合いが想定される。ただ、米国株の上昇は強い下支えになる。きのうの日経平均がもみ合いながらも2万円より上で終えたこともあり、円高を警戒する動きは限定的と考える。日銀会合では現状維持が濃厚だが、何らかの変更があれば乱高下はあり得る。ただその場合でも、このタイミングでの政策変更は唐突でもあることから、黒田総裁会見を見極めたいとの見方が強まり、引けにかけては落ち着きを取り戻すと考える。日銀会合ノーサプライズで小じっかりがメーンシナリオだが、サプライズがあった場合、好感する動きはあっても大きく崩れる展開にはならないと予想することから、日経平均の予想レンジは19000円-20250円と上へのレンジを広く見ておきたい。

7月19日

2017-07-19 | 経済動向
円高警戒続くも日欧中銀イベント待ちで下値も固いか
 
東京市場はもみ合いか。欧州市場はユーロ高を嫌気して軟調。米国市場はまちまち。ヘルスケア法案の採決断念や金融株の下げが重しとなったものの、テクノロジー株は強く、ダウ平均は下落した一方、S&P500とナスダック総合は上昇した。為替はトランプ政権の政策実行能力を不安視する見方からドル安が進み、ドル円は112円を割り込む場面もあった。足元では112円00銭近辺で推移している。CME225先物は大証日中終値と比べて10円安の19970円、ドル建てが20円高の20000円で取引を終えた。

円高を後押しする材料が増えたことから上値の重い展開が想定される。ただし、日経平均の2万円割れは押し目買いも入りやすい水準。日銀金融政策決定会合(19~20日)やECB理事会(20日)が為替市場を刺激する可能性もあり、これらの期待から下値も固いと考える。イベント待ちで商いは低調となりやすく、指数は小動きが続くと予想する。日経平均の予想レンジは19890円-20050円。

7月11日

2017-07-11 | 経済動向
東京市場はもみ合いか。欧州株は上昇し、米国株はまちまち。米国ではハイテク株が買われた一方、小売や不動産、金融などが軟調となった。ドル円は小動きで、足元で114円00銭台近辺で推移している。円建てのCME225先物は大証日中終値と比べて45円安の20055円、ドル建てが15円安の20085円で取引を終えた。海外市場は堅調地合いは維持されているが、12日のイエレンFRB議長の議会証言を前に様子見姿勢も強い。外部要因に大きな変化がない中、国内も新たな材料には乏しく、日経平均は前日終値近辺での小動きが続くと予想する。予想レンジは20050円-20150円。

7月6日

2017-07-06 | 経済動向
東京市場は小動きか。休場明けの米国株はまちまち。FOMC議事要旨公表で新たな手がかりに乏しかったこともあり、方向感に乏しい展開となった。ドル円は足元で113円10銭近辺での推移。米製造業受注指数が弱かったことなどから、やや円安一服となっている。円建てのCME225先物は大証日中終値と変わらずの20070円、ドル建てが30円高の20100円で取引を終えた。

海外市場に特段大きな変化がなかったことから、動きづらい展開が想定される。ドル円の動きはややネガティブも、113円近辺で推移していれば、売り材料にはなりづらい。北朝鮮の地政学リスクへの警戒はくすぶる一方、週末のG20サミットや6月雇用統計は期待材料。強弱材料入り交じる中、次の材料待ちでこう着感の強い地合いが続くと予想する。日経平均の予想レンジは20000円-20150円。

トレーダーズウエブより

7月5日

2017-07-05 | 経済動向
東京市場はもみ合いか。米国株は独立記念日による休場で、欧州株は薄商いの中、軟調に推移した。ドル円は足元で113円00銭近辺での推移。きのう引け後に北朝鮮の発表を確認した後は切り返していたが、朝方に再び円高方向に傾いている。すでにきのうの後場の時点で北朝鮮の会見を警戒して日経平均は値を消したことから、きょう改めてネガティブ視する動きは限定的と考える。失速の反動で買い先行の展開も期待できるが、最近は平時でも場中の動きが少なく、米株が休場で、北朝鮮リスクは再燃という状況では、そこからの買いは続かないだろう。一方、きのうも節目の2万円は上回って終えたことから、ここはサポートとして強く意識されやすく、2万円近辺での小動きが続くと予想する。日経平均の予想レンジは19950円-20150円。