東京市場は買い優勢となりそうだ。欧米株式相場の上昇や円安進展などを背景に買いが継続しそう。また、月末ということで恒例のドレッシング買いが相場押し上げ要因になることも考えられよう。日経平均の予想レンジは9650~9850円。
28日は欧米株安・円安基調の一服、エルピーダ破たんの影響などが懸念されたが、杞憂に終わった。日経平均は一時100円超の下落から切り返しての高値引けで、7カ月ぶりの高値。地合いの強さが再認識され、まさに「押し目待ちに押し目なし」といったところだろう。東証2部指数の連騰記録は30で終わったが、今後再び上値追いの展開となるのか、調整局面入りするのか注目される。ちなみに東証2部指数の連騰記録、日経平均の反転はともに1月17日から始まった経緯があるだけに、日経平均の今後を占う意味でも、東証2部指数の動向には引き続き注視したい。寄り付き前に発表される1月鉱工業生産も注目されよう。市場予想は+1.5%で、タイ洪水による落ち込みが解消されたことが寄与するとみられている。市場予想を上回る着地となり、月末恒例のドレッシング買いが入れば、日経平均が心理的な節目の1万円に迫る展開もありうるかもしれない。
28日のNY株式相場は上昇。予想より強い2月の消費者信頼感指数の結果などを好感した。ダウ平均は前日比23.61ドル高の13005.12ドルと、2008年以来となる13000ドル台で終了した。予想より弱い1月耐久財受注や12月S&P/ケースシラー住宅価格指数の結果が嫌気された。ダウ平均は売りが先行し、一時28.69ドル安の12952.82ドルまで下落した。しかし、2月の消費者信頼感指数が市場予想を上回って1年ぶり高水準となったことから、買い優勢に。一部投資家によるウィンドウ・ドレッシングが入っているとの指摘も聞かれ、引けにかけて買いが入り、ダウ平均は2008年5月以来となる13000ドル台で終了した。NASDAQは前日比20.60ポイント高の2986.76ポイント、S&P500は同4.59ポイント高の1372.18ポイントで終了した。個別では、3月7日に新型「iPad」が発表される可能性との報道でアップルが1.8%上昇。また、事業提携の範囲を拡大させたインテルとマイクロンテクロンジーは両社とも堅調に推移した。
前日の日経平均は大引けにかけて上げ幅を拡大し、9700円台を回復した、アジア株高や円高一服などを背景に、押し目買いが優勢となった。東証1部の値上がり銘柄数は935(全体の55.8%)に達し、規模別株価指数はすべて上昇。内需関連を中心に買いが入り、指数寄与度の高いファーストリ、ファナック、ソフトバンクなどが上昇したほか、グリー、DENAなどネット関連も商いを伴って上昇した。その一方で、エルピーダ破たんの影響で関連銘柄が売られた。
日経平均株価は9722.52円 +88.59と終値ベースで高値更新。前日陰線からマドを開けてスタートしたが、早々に差し込み陽線で切り返す展開となった。RSI(9日)は前日91.7%→90.0%に低下。5日線(9630円)上を維持しており上昇継続との見方が優先だ。日足均衡表の転換線は9475円→9552円に上昇が続く見込み。短期的な上値メドは月足均衡表上の節目9900円処。日足の節目で置き換えると、昨年7月に戻り高値で形成した二山の間の安値9890円前後のネックラインまで戻るシナリオとなる。変化日候補は、2月29日、3月5日、8日、15日、21日前後となる。月足では、昨年2月高値を起点とした上値抵抗線(9200円前後)を明確に上回ることは濃厚だ。このまま高値で終えると先高期待は残り、1月の陽線に続いた2月の大陽線のあとも、3月は短い陽線なり陰線が上方で続くイメージができよう。一方、2月の遅行線の位置は2010年1月に応答しており、一時的に高値を形成した局面であることや、抵抗帯(雲)下限水準の切り上がりが、直近では2月が最も高くなることで高値形成となるシナリオも想定しておきたい。
28日は欧米株安・円安基調の一服、エルピーダ破たんの影響などが懸念されたが、杞憂に終わった。日経平均は一時100円超の下落から切り返しての高値引けで、7カ月ぶりの高値。地合いの強さが再認識され、まさに「押し目待ちに押し目なし」といったところだろう。東証2部指数の連騰記録は30で終わったが、今後再び上値追いの展開となるのか、調整局面入りするのか注目される。ちなみに東証2部指数の連騰記録、日経平均の反転はともに1月17日から始まった経緯があるだけに、日経平均の今後を占う意味でも、東証2部指数の動向には引き続き注視したい。寄り付き前に発表される1月鉱工業生産も注目されよう。市場予想は+1.5%で、タイ洪水による落ち込みが解消されたことが寄与するとみられている。市場予想を上回る着地となり、月末恒例のドレッシング買いが入れば、日経平均が心理的な節目の1万円に迫る展開もありうるかもしれない。
28日のNY株式相場は上昇。予想より強い2月の消費者信頼感指数の結果などを好感した。ダウ平均は前日比23.61ドル高の13005.12ドルと、2008年以来となる13000ドル台で終了した。予想より弱い1月耐久財受注や12月S&P/ケースシラー住宅価格指数の結果が嫌気された。ダウ平均は売りが先行し、一時28.69ドル安の12952.82ドルまで下落した。しかし、2月の消費者信頼感指数が市場予想を上回って1年ぶり高水準となったことから、買い優勢に。一部投資家によるウィンドウ・ドレッシングが入っているとの指摘も聞かれ、引けにかけて買いが入り、ダウ平均は2008年5月以来となる13000ドル台で終了した。NASDAQは前日比20.60ポイント高の2986.76ポイント、S&P500は同4.59ポイント高の1372.18ポイントで終了した。個別では、3月7日に新型「iPad」が発表される可能性との報道でアップルが1.8%上昇。また、事業提携の範囲を拡大させたインテルとマイクロンテクロンジーは両社とも堅調に推移した。
前日の日経平均は大引けにかけて上げ幅を拡大し、9700円台を回復した、アジア株高や円高一服などを背景に、押し目買いが優勢となった。東証1部の値上がり銘柄数は935(全体の55.8%)に達し、規模別株価指数はすべて上昇。内需関連を中心に買いが入り、指数寄与度の高いファーストリ、ファナック、ソフトバンクなどが上昇したほか、グリー、DENAなどネット関連も商いを伴って上昇した。その一方で、エルピーダ破たんの影響で関連銘柄が売られた。
日経平均株価は9722.52円 +88.59と終値ベースで高値更新。前日陰線からマドを開けてスタートしたが、早々に差し込み陽線で切り返す展開となった。RSI(9日)は前日91.7%→90.0%に低下。5日線(9630円)上を維持しており上昇継続との見方が優先だ。日足均衡表の転換線は9475円→9552円に上昇が続く見込み。短期的な上値メドは月足均衡表上の節目9900円処。日足の節目で置き換えると、昨年7月に戻り高値で形成した二山の間の安値9890円前後のネックラインまで戻るシナリオとなる。変化日候補は、2月29日、3月5日、8日、15日、21日前後となる。月足では、昨年2月高値を起点とした上値抵抗線(9200円前後)を明確に上回ることは濃厚だ。このまま高値で終えると先高期待は残り、1月の陽線に続いた2月の大陽線のあとも、3月は短い陽線なり陰線が上方で続くイメージができよう。一方、2月の遅行線の位置は2010年1月に応答しており、一時的に高値を形成した局面であることや、抵抗帯(雲)下限水準の切り上がりが、直近では2月が最も高くなることで高値形成となるシナリオも想定しておきたい。