東証1部の騰落銘柄数は、値上がり414/値下がり1309と値下がり優勢。主力株では、東芝やパナソニックといった電機株の一角に買いが入ったほか、SMBC日興が投資判断を「1」に引き上げた商船三井などが堅調。タカタ製のエアバックのリコール対象が拡大する可能性がたかまったことで、ホンダやマツダを筆頭に自動車株が総じて軟調。三井不など大手不動産株も連日で下落した。大型株が軒並み売られる中、スマホ向けゲームが好調なマーベラス、フィンテックやOTSといった値動きの良い銘柄へ短期資金が向かった。東証1部の売買代金は2兆1444億円と20営業日連続で活況の目安となる2兆円を上回った。個別で買いが入ったところでは、計画を上回る上期決算や野村の目標株価引き上げがあったアインファーマが大幅高。テレビ会議向けソフトがNTT西日本に採用されたと発表したソフトフロントがストップ高まで上昇した。一方、CB400億円の発行を発表した帝人、海外公募増資とユーロ円建てCBで約420億円を調達するサイバーダインが希薄化懸念から下落した。
売買代金首位のリクルートは28日からTOPIXの組み入れ銘柄となるため、指数に連動するファンドなどの買いを先回りする形で商いが膨らんだ。マーベラスやフィンテック、ラオックス、OTSなど小型株が上位に並んでおり、上値の重い大型株からの資金シフトがうかがえる。米国市場は感謝祭で今晩から休場となるため、市場参加者の減少から明日の相場は東証1部の売買代金が2兆円を割り込む可能性が高いとみる。大型株がより一層物色しにくい状況となれば、今日の相場以上に中小型株やIPO銘柄に投機的な動きがみられそうだ。明日は寄り付き前に10月失業率・有効求人倍率、10月消費者物価指数、10月鉱工業生産、商業販売統計などが発表される。選挙前に加え米国市場が休場となるだけに、注目度は非常に高い。
東京市場は小じっかりの展開になりそうだ。日経平均株価の予想レンジは17300円-17400円。米国市場は感謝祭で休日となったが、欧州市場は高安まちまち。OPEC総会で現行の日量3000万バレルの生産枠を維持することを決定。減産の可能性も示唆されていただけに、原油安の流れが続くことで企業のコスト減を期待した買いが入るとみている。また、寄り付き前に10月失業率・有効求人倍率、10月消費者物価指数、10月鉱工業生産、商業販売統計などの内容次第では上下どちらかに大きく振れるスタートも想定される。
27日のNY株式相場は感謝祭で休場。円建てのCME225先物は日中終値と比べて90円高の17340円、ドル建ては105円高の17355円で終えた。
売買代金首位のリクルートは28日からTOPIXの組み入れ銘柄となるため、指数に連動するファンドなどの買いを先回りする形で商いが膨らんだ。マーベラスやフィンテック、ラオックス、OTSなど小型株が上位に並んでおり、上値の重い大型株からの資金シフトがうかがえる。米国市場は感謝祭で今晩から休場となるため、市場参加者の減少から明日の相場は東証1部の売買代金が2兆円を割り込む可能性が高いとみる。大型株がより一層物色しにくい状況となれば、今日の相場以上に中小型株やIPO銘柄に投機的な動きがみられそうだ。明日は寄り付き前に10月失業率・有効求人倍率、10月消費者物価指数、10月鉱工業生産、商業販売統計などが発表される。選挙前に加え米国市場が休場となるだけに、注目度は非常に高い。
東京市場は小じっかりの展開になりそうだ。日経平均株価の予想レンジは17300円-17400円。米国市場は感謝祭で休日となったが、欧州市場は高安まちまち。OPEC総会で現行の日量3000万バレルの生産枠を維持することを決定。減産の可能性も示唆されていただけに、原油安の流れが続くことで企業のコスト減を期待した買いが入るとみている。また、寄り付き前に10月失業率・有効求人倍率、10月消費者物価指数、10月鉱工業生産、商業販売統計などの内容次第では上下どちらかに大きく振れるスタートも想定される。
27日のNY株式相場は感謝祭で休場。円建てのCME225先物は日中終値と比べて90円高の17340円、ドル建ては105円高の17355円で終えた。