銀右衛門文庫の経済動向

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7月1日

2013-07-01 | 経済動向
東京市場はもみ合いか。欧米では米国を中心に軟調な市場が目立ったが、日本株は円安が支えになろう。先週末の大幅高の反動で軟調なスタートになっても、日経平均が13000円でもみ合う中で様子見を決め込んだ投資家の押し目買いが期待できそうだ。一方、信用買いのポジションを整理するための戻り売り圧力も強い。寄り前に発表される6月調査の日銀短観に注目。大企業製造業の業況判断(前回-8 → 今回予想+3)の改善が見込まれるほか、ドル円の想定為替レートが3月調査の1ドル85.22円から円安方向に修正される公算が高い。実勢レートとのかい離を通じ、輸出企業の業績上振れ余地が再評価されれば、自動車株を中心に買い戻しが期待できる。

日経平均の予想レンジは13460円-13870円。

一目均衡表の抵抗帯(雲)下限~基準線までを想定した。短期的には先週の底固めから戻りを試す展開が想定されるが、13870円以上では抵抗が強くなる。雲の中に入り込む場面はあるかもしれないが、遅行線が当時の株価と接する水準でもあり注意したい。短期的な上値メドは、5/22高値から6/13安値までの半値戻し14036円、週足の転換線14179円、14800円処など。下値メドは、6/13安値12445円、12200円処(3/21高値と4/2安値の中値付近)、2010年4月高値11339円~11645円(終値ベース)、200日線(11208円)など。変化日は7/5-8、12-16、23-24前後となる。

28日のダウ平均は前日比114.89ドル安の14909.60ドルで終了した。3日続伸のあとで利益確定売りに押される場面があったが、6月ミシガン大消費者信頼感指数/確報値が予想より強かったことで下値買いが入る場面もみられた。ただ、終盤は期末要因の売りや、ラッセル指数のリバランスなどによる売りに押される展開となった。
 
NASDAQは前日比1.38ポイント高、S&P500は6.92ポイント安で終了。CME225先物は先週末の大証日中終値と比べ20円高の13700円、ドル建ては160円高の13840円で終えた。