銀右衛門文庫の経済動向

昨今の経済動向をピックアップします



勧誘や営利目的ではありません
あくまで個人の趣向の範囲とご理解下さい

7月16日

2013-07-16 | 経済動向
東京株式市場は堅調な展開が予想される。東証一部の売買代金の伸び悩みは続く可能性は高いが、中国の主要経済統計を受けて上海総合指数を中心にアジア株が上昇したことが追い風。東証一部の騰落レシオ(25日)が135.36%まで上昇するなど過熱指標は出てきているが、国内企業の4-6月期決算発表を前にして、足元のドル高・円安は買い安心感につながる。旧大証銘柄の動向が注目されるほか、今後は業績観測などが物色の材料となる場面が目立ってくるだろう。

日経平均の予想レンジは14600円-14800円。

先週は下値を5日線(14399円)、上値は14500円処とする三角もち合いの動きとなった。きょうはいったんもみ合いを上放れる展開が予想されるが、変化日前後の動きであることや抵抗帯(雲)のネジレにも近く注意したい。短期的な上値メドは、14800円処、15400円処など。主要な下値メドは、転換線14236円、基準線13495円、25日線13554円処など。変化日は7/12-16、23-24前後となる。

12日のNY株式市場は小幅続伸。ダウ平均は3.38ドル高の15464.30ドルで終了した。ボーイング「787」型機のトラブルが嫌気された一方、数十億ドル規模のバスケット注文が入ったとの観測から引けにかけては買い優勢となった。NASDAQは21.78ポイント高、S&P500は5.17ポイント高で終了した。一方、昨晩のダウ平均は19.96ドル高の15484.26ドルで終了。予想通りとなった中国の第2四半期GDP伸び率や、予想より弱い米6月小売売上高の結果を受け、米量的緩和政策の早期縮小観測が後退した。NASDAQは7.41ポイント高、S&P500は2.31ポイント高で終了。

ダウ平均とS&P500は連日で史上最高値更新となった。円建てのCME225先物は先週末の大証日中終値と比べ240円高の14710円、ドル建ては330円高の14800円で終えた。

トレーダーズウエブより