東京市場は堅調か。欧州株はまちまち。資源関連が軟調であった一方で金融株が上昇した。米国株は軟調。フィッシャーFRB副議長が年内複数回の利上げ可能性について言及し、早期利上げ観測が高まったことが嫌気された。一方、この発言を受け、為替市場ではドル円が一時103円台を回復する場面もあるなど円安が進んでおり、日本株はこちらを好感して強含む展開が想定される。CME225先物は円建てが大証日中終値と比べて120円高の16860円、ドル建てが125円高の16865円で取引を終えた。8月の米消費者信頼感指数なども良好な内容が確認できており、週末の雇用統計に向けて円安期待が一段と高まりやすい地合いとなりそうだ。今晩も8月ADP雇用統計や7月中古住宅販売仮契約など米国の指標発表が控えており、為替の動意への期待感を支えに、強い動きが続くと予想する。日経平均の予想レンジは16780円-16880円。
トレーダーズウエブより
トレーダーズウエブより