東証1部の騰落銘柄数は、値上がり699/値下がり1079と値下がりが優勢。主力株では株主優待の拡充を発表したオリックスが大幅に上昇。四輪車事業の参入観測が報じられたヤマハ発動機は昨年来高値を更新した。ほか個別では株式委任状争奪で注目を集める大塚家具が連日の大幅高、配当見通しの増額修正および自己株取得を発表したリョーサンや、良好な月次内容が好感されたゲンキーが大きく値を飛ばした。一方、ゴールドマン・サックス証券が投資判断を「売り」に引き下げた横河電機は軟調な推移となった。
【来週の見通し】 高値圏で堅調な展開を予想する。過熱感も指摘されるほどの上昇基調が続いており、一服もしくはスピード調整があって然るべき局面ではあるが、足元の日本株の勢いは非常に強い。米国株は週末の米雇用統計を控え方向感の出づらい展開が想定される。一方、先週の日本株は米国株との連動性が薄まっており、米国株が小動きでも大きく上昇するような場面もみられた。米国株が良くも悪くも動きづらく、結果的に比較的落ち着いた推移となれば、日本株は他市場との相対パフォーマンスの比較感から買いが入りやすく、一気に上をうかがう展開もあり得る。米雇用統計を前にドル高期待が高まるようならなおポジティブ。早期に1万9000円台を回復してくれば、大台の2万円がいよいよ意識され、買いの勢いも強まりやすいと考える。
【今週を振り返る】 一段高の動きとなった。ギリシャ不安が後退したことを受け前週末の米国株が大幅高となったことを好感し、週初から買いが優勢。イエレンFRB議長の議会証言では利上げに慎重との見方が強まり米国株高をサポートしたことも、日本株の押し上げ要因となった。主力大型株を中心に幅広い銘柄に買いが入り、指数は高値更新基調が続いた。OLCや参天製薬などの大型株式分割に加え、雪国まいたけのTOBや大塚家具の大幅増配発表など、株式市場を刺激する材料も多く、東証1部売買代金も連日で2兆円を大きく上回る活況な売買が続いた。日経平均は週間で465円の上昇、週足ベースでは6週連続で陽線を形成した。
【来週の予定】 国内では、10-12月期法人企業統計、2月新車販売(2日)、1月毎月勤労統計調査、10年国債入札(3日)、30年国債入札(5日)、1月景気動向指数(6日)など。企業決算では、伊藤園、ピジョン(2日)、くらコーポ、巴工業(4日)、積水ハウス、綜合HD、ビットアイル、クミアイ化、アルチザ(5日)、カナモト、ケア21、アスカネット、鳥貴族、日東網、gumi、ファースト住(6日)などに注目。
海外では、中国2月製造業 PMI(1日)、ユーロ圏1月失業率、ユーロ圏2月消費者物価、米1月個人所得・個人支出、米2月ISM製造業景況指数(2日)、米2月新車販売台数(3日)、豪10-12月期GDP、BOE金融政策委員会(~5日)、米2月ADP雇用統計、米2月ISM非製造業景況指数、ベージュブック(4日)、中国全人代開幕、ECB定例理事会(5日)、米2月雇用統計、米1月貿易収支(6日)など。
【来週の見通し】 高値圏で堅調な展開を予想する。過熱感も指摘されるほどの上昇基調が続いており、一服もしくはスピード調整があって然るべき局面ではあるが、足元の日本株の勢いは非常に強い。米国株は週末の米雇用統計を控え方向感の出づらい展開が想定される。一方、先週の日本株は米国株との連動性が薄まっており、米国株が小動きでも大きく上昇するような場面もみられた。米国株が良くも悪くも動きづらく、結果的に比較的落ち着いた推移となれば、日本株は他市場との相対パフォーマンスの比較感から買いが入りやすく、一気に上をうかがう展開もあり得る。米雇用統計を前にドル高期待が高まるようならなおポジティブ。早期に1万9000円台を回復してくれば、大台の2万円がいよいよ意識され、買いの勢いも強まりやすいと考える。
【今週を振り返る】 一段高の動きとなった。ギリシャ不安が後退したことを受け前週末の米国株が大幅高となったことを好感し、週初から買いが優勢。イエレンFRB議長の議会証言では利上げに慎重との見方が強まり米国株高をサポートしたことも、日本株の押し上げ要因となった。主力大型株を中心に幅広い銘柄に買いが入り、指数は高値更新基調が続いた。OLCや参天製薬などの大型株式分割に加え、雪国まいたけのTOBや大塚家具の大幅増配発表など、株式市場を刺激する材料も多く、東証1部売買代金も連日で2兆円を大きく上回る活況な売買が続いた。日経平均は週間で465円の上昇、週足ベースでは6週連続で陽線を形成した。
【来週の予定】 国内では、10-12月期法人企業統計、2月新車販売(2日)、1月毎月勤労統計調査、10年国債入札(3日)、30年国債入札(5日)、1月景気動向指数(6日)など。企業決算では、伊藤園、ピジョン(2日)、くらコーポ、巴工業(4日)、積水ハウス、綜合HD、ビットアイル、クミアイ化、アルチザ(5日)、カナモト、ケア21、アスカネット、鳥貴族、日東網、gumi、ファースト住(6日)などに注目。
海外では、中国2月製造業 PMI(1日)、ユーロ圏1月失業率、ユーロ圏2月消費者物価、米1月個人所得・個人支出、米2月ISM製造業景況指数(2日)、米2月新車販売台数(3日)、豪10-12月期GDP、BOE金融政策委員会(~5日)、米2月ADP雇用統計、米2月ISM非製造業景況指数、ベージュブック(4日)、中国全人代開幕、ECB定例理事会(5日)、米2月雇用統計、米1月貿易収支(6日)など。