銀右衛門文庫の経済動向

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7月26日

2013-07-26 | 経済動向
東京市場は円高ムードが嫌気されそうだ。新規材料に乏しいなか、業績への期待外れのムードが全体の上値を抑える要因になる。最も欧州や中国を中心とした新興国の景気減速懸念は周知でもあり、来週以降決算が多くなるに従って、株価に悪い部分は織り込まれていくシナリオが予想される。きょうに関しては、上海総合指数やハンセン指数中心にアジア市場が上昇すれば、後場は下げ幅を縮小する展開が想定される。

日経平均の予想レンジは14300円-14550円。

5日線(14664円)の下げが続く可能性は強いが、終値では同線を意識する展開か。週足の一目均衡表上では、転換線(13684円)が一時的に下落に転じる週でもあり下落圧力がかかりやすい。一方、日足の一目均衡表上では遅行線の好転が続いていることや、基準線(13827円)の上昇基調など強気継続の環境にある。抵抗帯(雲)などがサポートになりえることに加え、移動平均線ベースでも25日線(14066円)や75日線(13902円)などが13950円前後を推移しており、現状ではそれ以上の深押しは想定しづらい。週足の転換線が横ばいから上昇に転じるタイミング待ちか。基調に変化が生じやすいのは、7/30-31、8/9-12、8/22となる。。

25日のNY株式市場は上昇。ダウ平均は前日比13.37ドル高の15555.61ドルで終了した。米6月耐久財受注が予想より強かったことや、WSJのFedウォッチャーが来週のFOMCで現行の850億ドルの債券購入プログラムを維持する方向との見解を示したことから、金融緩和継続期待で買いが強まった。また、フェイスブックの堅調な決算結果が好感され、一部のハイテク企業に買いが波及した。
 
NASDAQは前日比25.59ポイント高、S&P500は4.31ポイント高で終了。円建てのCME225先物は昨日の大証日中終値と比べ160円安の14360円、ドル建ては110円安の14410円で終えた。