銀右衛門文庫の経済動向

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7月17日

2013-07-17 | 経済動向
東京株式市場は売りに押される展開か。米バーナンキFRB議長の議会証言を前にして、米主要指数の伸び悩みや円安一服が様子見ムードを強める要因となろう。今期業績好調がこれまでに伝えられた銘柄や、旧大証銘柄など材料株物色に傾斜する可能性がある。国内の景況感改善で陸運や建設、セメント、紙パなどの内需系銘柄の物色意欲も強そう。また、ユーロの底堅さが伝えられており、ソニー(6758)を中心に東芝テック(6588)、アシックス(7936)、アルパイン(6816)、コニカミノルタ(4902)など欧州売上比率が比較的高い銘柄群にも注目したい。

日経平均の予想レンジは14300円-14500円。

5/23高値からの急落直後に上げ下げの攻防があった中値前後(5/24の実線部分14731円~14612円)まで到達し、意識される水準でもあり戻りのメドとなりやすい。変化日前後の動きであることや抵抗帯(雲)のネジレにも近く、前日の分岐足から「加速」か「反転」かに注視か。一目均衡表では足元の転換線(14300円)が上げ止まり、同線まで押し戻される可能性がある。 短期的な上値メドは、14800円処、15400円処など。主要な下値メドは、転換線14300円、25日線13597円処、基準線13527円など。変化日は7/12-16、23-24前後となる。

16日のダウ平均は前日比32.41ドル安の15451.85ドルで終了した。ザコカ・コーラカンパニーの4-6月期決算の内容が重荷となったほか、バーナンキFRB議長の議会証言を翌日に控え様子見ムードが広がった。
 
NASDAQは前日比8.99ポイント安、S&P500は6.24ポイント安の1676.26ポイントで終了。円建てのCME225先物は昨晩の大証日中終値と比べ85円安の14515円、ドル建ては10円安の14590円で終えた。