日経平均は9連騰で10月負けなし、上値追いの流れが続くか
東証1部の騰落銘柄数は値上がり1206/値下がり723と買いが優勢。決算が好感されたファストリやセブン&アイが大幅高。証券会社が投資判断を引き上げた花王に買いが入った。松屋やIDOMなどが決算を受けて急伸し、大幅上方修正発表のDDHDがストップ高まで買われた。一方、鉄鋼製品でもデータ改ざんがあったと報じられた神戸製鋼所が大幅安。イワキやジンズ、明光ネットなどが決算を材料に大きく売られた。1Qが営業赤字に転落したシンワアートには売りが殺到し、ストップ安で終えた。
業種別の騰落で見ると、先週は騰落率上位が上から空運、建設、陸運、サービス、その他金融で、下位は下から鉄鋼、保険、鉱業、石油・石炭、銀行となった。最下位の鉄鋼は神戸製鋼所の急落の影響が大きい。上位セクターには内需系セクターが多い。先週は、為替に関しては円安一服感が強まっており、当面は大型株を中心に、内需系セクターの選好が強まると予想する。中でも陸運セクターは夏場に調整を入れて9月以降に値固めが進んだ銘柄が多く、ここからの上昇余地は大きいと考える。
【来週の見通し】 堅調か。日経平均は11日に20年10カ月ぶりの高値をつけ、きょう13日には2万1000円台に到達した。注目の節目を抜けてきたことで、投資家心理の一段の改善が期待できる。大きな流れとしては、月後半の3月決算企業の上期業績発表への期待感が下支え要因となる中、観測報道など業績関連のリリースを手がかりに、個別物色が旺盛になると予想する。株高で投資家のリスク許容度が高まる中、出遅れセクターが物色され、全体の底上げが進む展開も期待できる。米国では一足先に決算発表が本格化するが、良好な内容が多く確認できれば、グローバル市場でリスク・オンムードが強まる展開も想定される。国内では22日が衆議院選挙の投開票日となるが、各種メディアでは与党の優勢が報じられている。政権安定への期待もマーケットにはポジティブに作用し、総じて下げづらい地合いが続くと予想する。
【今週を振り返る】 強い動きとなった。10日近辺で警戒された北朝鮮の軍事行動がなく、海外市場もおおむね堅調な動きが続いたことから、前週の強い流れが継続した。大型株が上昇をけん引する中、日経平均は連日で年初来高値を更新する展開。11日には約21年ぶりの高値をつけ、先高期待が一段と高まった。その後も衆議院選挙の序盤の情勢で与党優位が伝わるなど、株高を後押しする材料が出てきたことから、買いの勢いは緩まず。13日には大幅高で21000円台を回復した。日経平均は今週も負けなしで9日続伸。週間では約464円の上昇となり、週足では2週連続で陽線を形成した。
トレーダーズウエブより
東証1部の騰落銘柄数は値上がり1206/値下がり723と買いが優勢。決算が好感されたファストリやセブン&アイが大幅高。証券会社が投資判断を引き上げた花王に買いが入った。松屋やIDOMなどが決算を受けて急伸し、大幅上方修正発表のDDHDがストップ高まで買われた。一方、鉄鋼製品でもデータ改ざんがあったと報じられた神戸製鋼所が大幅安。イワキやジンズ、明光ネットなどが決算を材料に大きく売られた。1Qが営業赤字に転落したシンワアートには売りが殺到し、ストップ安で終えた。
業種別の騰落で見ると、先週は騰落率上位が上から空運、建設、陸運、サービス、その他金融で、下位は下から鉄鋼、保険、鉱業、石油・石炭、銀行となった。最下位の鉄鋼は神戸製鋼所の急落の影響が大きい。上位セクターには内需系セクターが多い。先週は、為替に関しては円安一服感が強まっており、当面は大型株を中心に、内需系セクターの選好が強まると予想する。中でも陸運セクターは夏場に調整を入れて9月以降に値固めが進んだ銘柄が多く、ここからの上昇余地は大きいと考える。
【来週の見通し】 堅調か。日経平均は11日に20年10カ月ぶりの高値をつけ、きょう13日には2万1000円台に到達した。注目の節目を抜けてきたことで、投資家心理の一段の改善が期待できる。大きな流れとしては、月後半の3月決算企業の上期業績発表への期待感が下支え要因となる中、観測報道など業績関連のリリースを手がかりに、個別物色が旺盛になると予想する。株高で投資家のリスク許容度が高まる中、出遅れセクターが物色され、全体の底上げが進む展開も期待できる。米国では一足先に決算発表が本格化するが、良好な内容が多く確認できれば、グローバル市場でリスク・オンムードが強まる展開も想定される。国内では22日が衆議院選挙の投開票日となるが、各種メディアでは与党の優勢が報じられている。政権安定への期待もマーケットにはポジティブに作用し、総じて下げづらい地合いが続くと予想する。
【今週を振り返る】 強い動きとなった。10日近辺で警戒された北朝鮮の軍事行動がなく、海外市場もおおむね堅調な動きが続いたことから、前週の強い流れが継続した。大型株が上昇をけん引する中、日経平均は連日で年初来高値を更新する展開。11日には約21年ぶりの高値をつけ、先高期待が一段と高まった。その後も衆議院選挙の序盤の情勢で与党優位が伝わるなど、株高を後押しする材料が出てきたことから、買いの勢いは緩まず。13日には大幅高で21000円台を回復した。日経平均は今週も負けなしで9日続伸。週間では約464円の上昇となり、週足では2週連続で陽線を形成した。
トレーダーズウエブより