銀右衛門文庫の経済動向

昨今の経済動向をピックアップします



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7月3日

2013-07-03 | 経済動向
東京市場は堅調な地合いが続きそう。好転した外部環境を背景に上昇が続き、持たざるリスクを感じる局面だ。日経平均の予想レンジは14150円-14400円。5日線(13535円)の強い上昇が続き、5/23高値~6/13安値までの取引時間ベースでみた半値戻し(14179円)を越えられるかが注目されよう。5/30の大幅安で形成したマド埋め(14243円)となるイメージか。ドル円の1ドル100円台乗せに加え、米自動車販売の好調が伝えられており、自動車セクターが指数をけん引する公算が高い。アイシン精機(7259)、東洋ゴム(5105)、鬼怒川ゴム(5196)、曙ブレーキ(7238)、大同メタル(7245)、河西工(7256)、今仙電機(7266)などの自動車部品株にも注目だ。

日経平均の25日線(13270円)がほぼ下げ止まる格好となり、5日線(13535円)が75日線(13464円)を上回るゴールデンクロスを示現した。この先、「逆N波動(安値更新)」、「P波動(三角もち合い)」、「V波動(早期に高値更新)」のいずれになるか。昨日、終値ベースの半値戻し(14036円)以上をクリアしたことで、「P波動」、「V波動」などの強気パターンの可能性が高まった。7月SQ前後(7/12~16)までには見えてくるだろう。

2日のNY株式相場は下落。ダウ平均は前日比42.55ドル安の14932.41ドルで終了した。序盤は買いが先行したが、米独立記念日の影響で株式市場が短縮取引(3日)・休場(4日)となるほか、週末の6月雇用統計を控え、引けにかけて売りが優勢となった。
 
NASDAQは前日比1.09ポイント安、S&P500は0.88ポイント安で終了。CME225先物は昨日の大証日中終値と比べ40円高の14170円、ドル建ては175円高の14305円で終えた。