銀右衛門文庫の経済動向

昨今の経済動向をピックアップします



勧誘や営利目的ではありません
あくまで個人の趣向の範囲とご理解下さい

11月18日

2015-11-18 | 経済動向
東京市場は堅調か。欧州株はユーロ安を受け軒並み上昇、米国株はまちまちの動きながらダウ平均はプラスで終えた。円建てのCME225先物は大証日中終値と比べて135円高の19815円、ドル建ては155円高の19835円で取引を終えた。CME225先物が1万9800円台を示唆しており、海外市場が落ち着いた動きとなったことを好感して水準を一段上げる展開が想定される。ドル円は123円40銭台近辺で推移しているが、今晩FOMCの議事録公表を控えていることを鑑みると、ドルの先高期待が強まりそう。また、きょうから始まる日銀金融政策決定会合での追加緩和期待も高まりやすい。一方、これらの材料を前に様子見姿勢も強まりやすく、場中の動きは小幅になると予想する。日経平均の予想レンジは19700円-19850円。

11月12日

2015-11-12 | 経済動向
東証1部の騰落銘柄数は値上がり976/値下がり799と買いが優勢。決算好調のコロプラが15%超の大幅上昇、高松G、福田組、東亜建設など中堅建設株も決算を受け強い動きとなった。キャリアデザインセンターやエン・ジャパンなど人材関連銘柄も強い。業績上方修正を発表したグリムスはストップ高まで買われた。ほか、中国最大級のストックサイトと販売委託契約を締結したピクスタが急伸の動きとなった。一方、通期営業利益の下振れを発表したアイフルが大幅安。業績下方修正のアプリックスが急落し、今期大幅減益見通しのメドピアは一時ストップ安まで売られた。ほか、証券会社のレーティング引き下げを受け牧野フライスが軟調となった。

こう着の動きが続くなか、海外市場がはっきりしない動きではさすがに売りに押されるかとみていたが、日経平均はしっかりプラスを確保した。東証1部の売買代金は2.2兆円とそれほど盛り上がっておらず、TOPIXやマザーズ指数などはマイナスで、あまり熱量を感じない日経平均7連騰ではあるが、過熱感がそれほど出てこないという点では、もう一段の上昇が期待できそうでもある。ただ、上に行くにはもう一段の材料が必要か。その点では今晩のイエレンFRB議長講演を受け、為替市場や米国株に動意が出てくるかどうかは注目される。上昇続きの週末で売りが出ても然るべき局面ではあるが、来週に目を向けると、国内7-9月期GDPや日銀金融政策決定会合など、株式市場を刺激しそうな注目イベントが多い。連騰記録のバトンを来週につなげる可能性は高いと考える。

トレーダーズウエブより

9月6日

2015-11-06 | 経済動向
東京市場は堅調か。欧州株はまちまちの動きで米国株は主要3指数がそろって下落。全体的には米雇用統計を前に動きづらい地合いとなった。ドル円は昨晩に122円台をつける場面があるなど、ドル高・円安基調が強まっている。円建てのCME225先物は大証日中終値と比べて85円高の19225円、ドル建ては110円高の19250円で取引を終えた。円安が引き続き日本株のサポート材料となりそうだ。CME225先物の水準が200日線(19238円)に接近しており、同水準を超えられるかどうかが大きな注目点となる。日本株も様子見姿勢が強まりそうであるだけに、このあたりでもみ合いが続く展開をメインシナリオとみるが、あっさり上に抜くような動きが見られれば、意外高の展開もあるとみる。上へのレンジを広めにみて予想レンジは19100円-19400円とする。